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守田絢子さん1位に・ベルギーのピアノコンで

2013. 10.28(草加市)
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 草加ジュニアオーケストラOGのピアニスト、守田絢子(あやこ)さん(29)(草加市栄町)=現在ベルギー留学中=が12日、ベルギー王国内最高のピアノコンクール「アンドレ・シャーリエ・ピアノコンクール」で1位を獲得した。1982年の創設以来、日本人を含めアジア人としては初の快挙。
 コンクールは書類選考を経て最終20人が残り、バロック、古典、ロマン、近現代の4つの時代から自身で選んだ曲を演奏するのが課題となった。守田さんは、バッハ、ベートーベン、リスト、ドビュッシーを各時代から選び、これまでの経験と培った技術を込めて演奏し、その高い技術と表現性が評価された。
 このコンクール歴代1位は、ベルギーの世界3大コンクールとして知られる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」にも入賞者が多いという。守田さんは「初めてベルギーで挑戦したコンクールでまさか、第1位をいただけるとは思いっていませんでしたので、大変驚いています。今回の経験を通じて、たくさんの課題も見つかりましたので、「また精進し続けていきたい」と喜んでいた。
 守田さんは、4歳の時に福岡の母の実家で、フルートを趣味にしている叔母がかけていたガブリエル・ユルバン・フォーレ(フランスの作曲家)のCDから流れる音楽に衝撃を受け、ピアノを始めた。最初は市内のピアノ教室でレッスンし、中学、高校は国立音大付属校で本格的に音楽を学んだ、草加市立栄小時代は、草加ジュニアオーケストラでバイオリンを担当した。東京音楽大学を首席で卒業し、同大学院のピアノ専攻を終了後、国内での演奏活動や草加ジュニアオーケストラOGで結成した「グラス・プラス」でのコンサートなどを経て、2011年8月から、ベルギー政府奨学金を得て、ブリュッセル王立音楽院大学院課程に在学中(14年10月までの予定)。
 守田さんはピアノの魅力について「さまざまな楽器をやってみましたが、一番納得いかなかったのがピアノ。自分の探究心を刺激されるところが魅力です。たとえば、風がほほをなでる、シャンパンの泡、雷が心臓を打つような、いろいろなことを想像して、曲の場面に合った音色を探すことに夢中になっています」と話し、さらに目標は「ヨーロッパと日本の両方で演奏活動ができるピアニスト。帰国後は、音楽教育にも積極的に携わっていきたい」と話している。
 草加ジュニアオーケストラ事務局の百瀬皓さん(66)は「草加ジュニア出身者が世界で活躍するのは、大変喜ばしいこと。先輩の活躍は子どもたちにとても良い刺激になる」と感激している。守田さんは12月には一時帰国をする予定。1日、草加市文化会館で開催の「青少年コンサート」で草加ジュニアオーケストラと、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏、15日には「ジュニアオーケストラフェスティバル」にも出演する。

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