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災害時に備え訓練・市立病院で「トリアージ」

2013.11.25(草加市)
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 草加市立病院(高元俊彦病院事業管理者兼病院長)で16日、市内が震度6強(病院に確認してください)の地震に襲われ、多数の負傷者が出たとの想定で、大規模災害訓練が行われた。同病院では、通常の災害訓練は行われているが、今回のような大規模訓練は初の試み。
 16日午後1時30分に地震が発生すると、高元病院長と管理職の職員が対策本部を設置。病院の建物の点検後、救急外来入り口や病院正面玄関脇などに、負傷者をトリアージしたり、軽傷の負傷者の処置を行ったりするテントを立てた。トリアージとは、負傷者が多数にわたる場合にその状態を見て救急度を判定するもの。黒の判定は死亡者、赤は重篤で緊急に処置を必要とする人、黄色は重篤ではないが早急に処置の必要な人、緑は自立歩行が可能で簡単な処置で帰宅可能な人に振り分ける。
 負傷者に扮したのは、同病院を訪れる患者に受付機器の操作や診療科の場所の案内、介助などをしている病院ボランティア。負傷者を運んできた救急車が救急外来の入り口のテント前で止まると、待機している看護婦がその負傷者をトリアージ。赤と判定すると直ちに救急処置の部屋に。黄色と判定された負傷者は、車いすやストレッチャーに移され、病院のロビーに設置された臨時の処置場所に運ばれ、医師の処置を受けた。
 歩いてきた負傷などは病院入り口脇のテントでトリアージ。黄色の判定を受けた人は病院のロビーへ、緑色の判定を受けた人はテント内で医師の処置を受け帰宅する。
 高元病院長は「人と資材の確認です。どのように医師や看護婦を配置するのが良いのか、資材は十分なのかなどの検証に役立ちます。また、こうした訓練で災害時にそれぞれの役割を的確に行えるようになり、貴重な命を一人でも多く救えることができれば」と話していた。

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