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障害児子育てサロン開設・交流や情報交換の場に

2013. 9.10(草加市)
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 草加市子育て支援センターで8月30日、重度の障害を持つ子どもと保護者の交流や情報交換の場である障がい児子育てサロン「にじいろクレヨン★キッズ」が開かれた。
 対象は、18歳未満で身体障害者手帳の1級や2級を持ち、自分の力で自由に歩いたり動いたりできない子どもや寝たきりで常に付き添いや介護が必要な子どもその保護者。
 このような障害を持つ子どもと保護者が気軽に交流できる場が欲しいとの要望を受け、昨年度に2、3カ月に1度、未就学児を対象に実施したところ好評だったことから、今年度は月1回開催されることになった。「にじいろクレヨン★キッズ」の名称は、虹やクレヨンにはたくさんの色があるように、子どもにもいろいろな特徴や障がい、個性を持つ子どもがいるということから利用者が名付けた。
 今回は6人の子どもと7人の保護者が参加した。臨床心理士やケースワーカー、保育士などが絵本の読み聞かせや歌遊び、8月に生まれた子どもの誕生を祝う歌などで子どもたちの交流を図る間、保護者は、保健師と同じ体験をしてきたボランティアを囲み情報交換を図った。
 長年の体験からボランティアは、「市に相談をしてもサービスを受けることはできるが、心のケアはなかなか受けることができない。こうした横のつながりを作りながら子どもを守り、家庭を守り、子どもの将来を考えていける場を作り上げていくことが必要」と話した。また「現状はかなり満足できない状況であるとしても、ここに至るまでは皆さんの先輩が苦労し、努力して築き上げてきたもの。さらに進めるのは皆さんの力」と励ました。
 保護者からは「未就学までは言葉の教育があるが、学校に行くとその訓練の場がない」、「草加市は障害児の年齢に応じた情報提供が少ない」、「同じ障害を持っていても動くことができる子がうらやましい」、「15歳以後の学校や就職先がなく、とても不安」など、次々とそれぞれの持つ思いが語られた。
 サロンを利用している村松理恵さん(49)は「保健師が家に訪問してくれた時、同じ悩みを持つ親との交流の場があればと話したところ、昨年、交流の場を作るとの連絡があり参加している。これまでは遊び場がなく、通院以外は外出の機会がなかった。子どもには外に出ることと子ども同士の交流がとても刺激になる。親としても同じ悩みを持つ人との交流を深めることができるし、情報交換もできる」と話した。
 子育て支援センターは、子育ての総合相談や発達支援など市内のすべての子どもと子育てを支援する施設で、3歳以下の子供と保護者の交流する「つどいの広場ろけっと」の開催や子育てコーナーなどもある。

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