7月12日から14日、中国・天津で開催される「第8回東アジアスカッシュ選手権」の日本代表メンバーに草加市手代町の獨協大学3年、鈴木優希(まさき)さん(20)が選ばれた。
昨年の11月の全日本選手権ベスト8、今年度全日本ランキング7位などの実績から選ばれたもので、現在、JSA(日本スカッシュ連盟)の強化選手でもある。海外試合はジュニア時代に経験あるが、シニアクラス(19歳以上)になってからは初。東アジア大会は男女別各3人による6か国の団体戦。鈴木さんは「香港が強豪で日本、韓国は2番手争いだが、優勝めざしたい。世界のレベルを肌で感じる絶好のチャンス」と意欲を燃やしている。
スカッシュは小学5年のとき、スイミングスクールで通っていたスポーツクラブで大人たちがやっていたのを見て「面白そう」とジュニア向けスクールで始めた。大好きな野球も並行して中学卒業まで続け、基礎体力を鍛えた。中学3年のとき、全日本ジュニアU|17で優勝したのを皮切りに全日本U|23(2011年)、全日本学生選手権連覇(2011、12)など国内トップクラスに成長した。プレースタイルは身長184aの長身を生かしたドライブ主体のラリーによる攻撃型。特に打球の速さは約250`と国内選手随一で「打球の速さは誰にも負けたくない」と強気の姿勢を崩さない。
鈴木さんは「スカッシュは前後左右に相手をどのように揺さぶって、自分のペースに持ち込んで得点をあげるか、体力だけでなく頭脳ゲームの要素もあるところが魅力」と語る。
現在は、市内と神奈川県川崎市のスポーツクラブで週6日、「上位の選手に勝つために、ショットの精度をあげること」を課題に練習を積む。
スカッシュは、2020年の夏季オリンピックの追加競技の最終候補に残り9月に決定する。夢はもちろんオリンピック出場で「日本でもメジャー競技になるよう、アピールしていきたい」という。
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