ニュース

芭蕉と曽良像を「お身拭い」・市民が清掃

2013.5.27(草加市)
ニュース写真
 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出立したといわれる5月16日、この日にちなんで「さっぱりした姿で奥の細道の旅に向かってほしい」と、旧日光街道沿いの札場河岸公園内の芭蕉翁像、おせん公園の曽良像の「お身拭い」が市民ボランティアらの手で行われた。旧道沿いでお休み処を運営する、「草加宿神明庵運営協議会」(青柳優代表)と市の共催で、同協議会メンバーや公募の市民、市職員約15人が参加した。
 清掃は、像を傷めないよう水だけでほこりなどを洗い流し、台座の溝などにたまった汚れは歯ブラシで落とした後、参加者は脚立に乗って代わるがわる像の全身をていねいに拭っていった。周りの雑草なども刈り取られ景観もよくなった。参加者の一人、吉村康子さん(63)=氷川町=は「ガイドボランティアもしているので、いつもきれいにしておきたいと気になっていた。これで気持ちよく、みなさんに草加を訪れてもらえる」と話していた。
 奥の細道には「このひ草加といふ宿にたどりつけにけり」の記述があることから、まちおこしの資源として活用されてきた。芭蕉翁像は1989年、奥の細道旅立ち300年を記念して市民の有志の手で浄財を募り制作、曽良像は2008年に同じく、市民の有志により市制50周年記念で作られたブロンズ像。この日の清掃に立ち会った、2つの像を制作した市内在住の彫刻家、麦倉忠彦さん(77)は「自分の作った像が愛され、とても良い状態が保たれていてうれしい。末永く守っていってもらえれば」と願っていた。

>戻る