ニュース

「さくらさくら」難しさ実感・西町小の5年生

2013.2.11(草加市)
ニュース写真
 草加市立西町小学校(船戸姿子校長 児童数789人)で5日、同校5年生4クラスの児童(141人)が午前中の1〜4時限の授業でクラスごとに筝(琴)の演奏を体験した。指導にあたったのは、草加市内に住む筝と三弦(三味線)の指導者喜多恭代さん(46)と川口市に住むフルート演奏のほか歌(ソプラノ)、演技、講談など幅広いジャンルで活動している米本麻紀子さん(38)の2人。
 2人は、筝とフルートで邦楽の代表曲「春の海」を演奏し、授業を開始。筝に張られた13本の弦には上から順番に弦の下に一から十までの漢数字と斗(と)・為(い)・巾(はく)の文字が割り振られています、爪は本当の爪と反対側に、と筝と筝を爪弾く爪の付け方を説明。
 「今日は日本の代表曲『さくらさくら』を皆さんに弾いてもらいます」と、早速楽譜を児童に配布した。楽譜は、普段見られた五線紙に書かれた音符ではなく、縦書きされた漢数字。その数字が入る升目の大きさの違いで、四分音符や八分音符になるというもの。
 筝は2人に1面(台)ずつ与えられており、児童は交代で指導者が読み上げる「7 7 8」などという数字に合った弦を必死に爪弾いていた。ようやく弦の位置を覚えた児童は、最後に米本さんと喜多さんによるフルートと筝の伴奏に合わせ『さくらさくら』を演奏した。
 3組の菅原優美さん(11)は「ピアノを習っていますが、筝は初めて体験しました。弾く機会がなかったのでとても楽しい経験をしました。初めてにしては上手に弾けたと思います」と感想を話した。
 指導に当たった米本さんは「均質に教えるのはとても難しいです」という。また、喜多さんは「45分という授業の中で筝や楽譜の説明など教えることが多すぎますが、初めての児童が『さくらさくら』を演奏できるようになるのがとてもうれしい」と話した。
 同校の5年生が筝を習うのは、昨年に次いで2回目。きっかけは、2011年の1月に草加市役所ロビーで開催されていた新春を祝う「音楽の森ミニコンサート」で、喜多さんと米本さんによるフルートと筝による「春の海」を、船戸校長が偶然聞いたこと。「5年生は音楽の授業で日本の伝統楽器を学ぶので、ぜひ生の筝の演奏を聞かせてやりたい」と喜多さんに船戸校長がお願いして実現した。

>戻る