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漫画で「奥の細道」解説・市が冊子を作成、小中学校で活用

2012.6.18(草加市)
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 草加市文化観光課は、漫画を取り入れて子どもたちにもわかりやすく草加の歴史が学べる小冊子「おくのほそ道ミステリー 草加と松尾芭蕉」を作成した。
 草加市は、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が著した「おくのほそ道」ゆかりの地。元禄2年(1869年)3月27日(新暦の5月16日)早朝、深川から隅田川を舟であがった芭蕉は千住で降り、見送りの人々と別れ日光道中を歩き、草加宿に着き、「その日ようよう草加という宿にたどり着きにけり」と記した。この記述をきっかけに、市は1988年から「奥の細道・芭蕉企画事業」に取り組んでいる。冊子は、市民団体「草加市奥の細道市民推進委員会」(青柳優会長)の「子どもたちに草加の歴史や文化、この事業をわかりやすく解説できるものを」という発案・協力で企画された。
 冊子の内容は、冒頭で「芭蕉は草加宿にとまったのか」という謎について、同行した弟子の曽良の日記では、春日部に泊まったとの記述もあり、諸説あることを説明。小学館の学習雑誌に連載された「名探偵コナン」(原案・原作、青山剛昌)の作画をつとめた、太田勝、窪田一裕さんによる6nの漫画仕立てになっている。千住宿から草加宿まで、距離にして12`、歩いて数時間程度。にぎやかな江戸を離れて、初めての宿の風景にこれからの旅の苦労などが頭をよぎった芭蕉が、旅への新たな決意を込め「草加宿」の名を残したとも考えられる、としている。このほか、「おくのほそ道」の約150日、2400`の旅のようすや芭蕉の人物像など合わせて漫画や資料などで解説している。巻末には、草加松原遊歩道周辺の明治期の俳人、正岡子規や高浜虚子らの草加を詠んだ俳句の句碑なども紹介している。
 冊子はA4版、19n、2000部を作成。現在、市立中央図書館、お休み処・草加宿神明庵、公民館・文化センターで閲覧できる。2学期から市内小中学校の国語の授業で活用してもらうほか、一般向けにも増刷することも検討中だ。
 <問い合わせ>草加市文化・観光課TEL922・2968。

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