トップニュース

県焼き菓子コンで優勝・つばさの森、「彩のマカローヌ」で

2012.6.12(草加市)
ニュース写真
 2日にさいたま市鐘塚公園で開催された、埼玉県内の知的障害者自立支援施設を対象とした焼き菓子コンテスト「第3回プレミアム クオリティ カップ2012 イン埼玉」(パレスホテル大宮主催、埼玉県・県社会福祉協議会後援)で、草加市柿木町の知的障害者自立支援施設「障害福祉サービス事業所 つばさの森」(宮田敏男所長・指定管理者は社会福祉法人草加市社会福祉事業団)が開発し出品した、彩のかがやきの米粉を生地にイチゴ味たっぷりの「彩のマカローヌ」が見事優勝、前回(2010年、昨年は東日本大震災により中止)に続く連覇を果たした。これによりパレスホテル大宮推奨品の称号を獲得、7月から半年間同ホテルで販売されるほか、草加駅高架下の物産・観光情報センター、お休み処・草加宿神明庵などでも販売を始める。

 つばさの森では、前回大会で草加の特産小松菜とゴマを使ったヘルシーな焼き菓子「ご松菜マドレーヌ」でグランプリを獲得した後、次回大会に向けて「地産池消」をテーマにした埼玉県産の食材を使った焼き菓子つくりにチャレンジ。食材を検討するなかで、草加でも栽培されている「彩のかがやき」の米粉に着目した、近年、隣の越谷市が、イチゴ栽培が盛んなことから、米粉を生地にイチゴをジョイントした菓子を作れないかと、約10年前からのマドレーヌ作りで築いたノウハウを生かし、2年間試行錯誤しながら開発した。
 完成した「彩のマカローヌ」は、卵、塩、砂糖をミキサーでかきまぜ、イチゴ、アーモンドを加え、ベーキングパウダーと米粉を混ぜ合わせ、溶かしたマーガリンやハチミツで味を調整し生地作り。型に入れて焼き上げ冷ましたあと、チョコレートを挟んだ。しっとりした、ほどよい甘さのイチゴとチョコがマッチした商品。商品名は彩のかがやきと、「マドレーヌとマカロンみたいなお菓子をつくろう」と利用者が言った言葉から名付けた。厚さ4a、直径6a、ピンク色が食欲をそそるハート形で、4個組み合わせると四つ葉のクローバーになる。5月上旬にレシピによる予選会が行われ、参加17施設中、本選出場5施設に残った。保護者による試食会で感想を聞き、1部改良し本選に臨んだ。
 指導員の小川和哉さん(30)は「米粉は小麦粉より高くつきますが、地元の食材で埼玉を代表するお菓子をつくりたいという、みんなの思いがあった。割れたり堅くなったり扱いにくい食材でもあり、10個以上の試作品を経てザラザラした食感などの欠点をハチミツを入れたり、マーガリンなどで調整して、しっとり感を出すためギリギリまで調整して本選に間に合わせた」と苦労を語った。
 本選では3分間のアピールタイムがあり、審査員が試食する前でつばさの森は、職員手づくりのボードで利用者5人が、幸せを呼ぶハートと四つ葉のクローバーの形やイチゴと米粉の新しい味などをアピールしグランプリを獲得、「パレスホテル大宮推奨品」の称号を得た。「彩のマカローヌ」は、7月から同ホテルで半年間、受託販売されるほか、つばさの森委託販売先の草加駅高架下の物産・観光情報センター、グリーンマルシェ(越谷市増林)など12か所でも、1個150円で販売していく予定。
 宮田所長は「みんなが頑張って連覇を達成できた。小松菜マフィン、ご松菜マドレーヌに続く、3つ目の看板商品ができた。プロが作った商品にも負けない味をみなさんにも味わってほしい」と話している。今後は、イチゴ味だけではなく、狭山茶や小松菜など県内の特産品を使った味も増やしていくつもりだ。
 <問い合わせ>つばさの森TEL935・5678。

>戻る