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芭蕉、曽良像を清掃・「奥の細道」旅立ちで

2012.5.28(草加市)
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 俳聖松尾芭蕉の「おくのほそ道」旅立ちの日にちなみ、ゆかりの地草加市で16日、札場河岸公園に建つ松尾芭蕉像と神明シティスポット公園に建つ河合曽良像の大そうじが行われた。
 芭蕉像は、1989年におくのほそ道旅立ち300周年を記念して、曽良像は2008年、市制施行50周年を記念して、いずれも市民団体が浄財を集め建立した。両像は直線で100bほど離れており、後から追いかける曽良を芭蕉が振り返る構図となっている。制作は草加市在住の新制作協会所属の彫刻家麦倉忠彦氏。5月16日は旧暦の3月27日にあたり、芭蕉が元禄2年(1689)に「おくのほそ道」の旅に出立した日。早朝、深川を旅立った芭蕉は千住で舟を降り、見送りの人々と別れて草加まで歩いた。最初の日光道中の草加宿に着き「その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」と記した。
 作業は、旧日光道中沿いの古民家をお休み処として運営管理する草加宿神明庵運営協議会(青柳優会長)の会員と草加市文化観光課、みどり公園課の職員ら7人が、台座120aの上に建ったブロンズ製の高さ177aの芭蕉像と170aの曽良像を脚立に上ってスポンジやぞうきんを使ってほこりや鳥のフンなどていねいにふき取っていた。
 また、神明庵では、旅立ちの日を記念した草加せんべい100枚を、街歩きする人々に無料配布した。同運営協議会の青柳優会長(69)は「例年、市民サークルが4月に清掃活動をしていましたが、奥の細道の旅立ちの日に行うことで、観光の目玉であり歴史遺産として広く知ってもらい、盛り上げていこうと企画した。この行事をまちの風物詩として定着させていきたい」と話していた。

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