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獨協大生が田植え体験・食糧と環境を学ぶ

2012.5.21(草加市)
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 草加市学園町の獨協大学芝生広場の一角に40平方bの水田ができた。学長・犬井正経済学部経済学科教授のゼミ(41人)の学生らが、植生していたレンゲを4月27日に刈り取って田起こしをし、5月11日に田植えを行った。
 同大学は2008年6月、「獨協大学環境宣言」を発表し、獨協大学環境共生研究所(犬井所長)を設立。自然の恵みを活かしながら環境研究や教育、資源循環、省エネルギー、CO2(二酸化炭素)削減などに取り組んでいる。学内に水田や里山や畑を作り学生自身が実習することで、食糧と農業と環境の結びつきを学ぶことを目的としているという。
 この日、田植えを行ったのは基礎演習ゼミの2年生18人。水田稲作を専門とする大竹伸郎特任助手の指導のもと、ロープを張り、福島県須賀川市産の稲苗2000本を20a間隔に整然と手で植えた。学生の慣れない手つきに「(稲が)まっすぐ立つように奥まで入れて土をかぶせ下をかためて」と大竹特任助手の檄が飛んだ。
 吉田裕子さん(経営学科2年)は「食料自給率が下がっているので、私たち若い世代が農業に触れることは大事だと思う」といい、岡田菜都美さん(同)は「土の感触が気持ちよかった。この年齢でできるのは貴重」と学生は前向きに取り組んでいる。
 今後は除草をしながら稲を育て、収穫後はすり鉢と野球の軟球で脱穀をし、食べるという。大竹特任助手は「食糧を輸入することで環境負荷がかかる。持続可能をテーマに環境の視点に立って、国内のものを買うことで国内経済も潤う。生産性だけでなく、環境保全機能を考えた昔ながらの日本の農業のあり方を考える」としている。

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