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草加宿本陣跡に石碑建立・旧街道沿いに

2012.4.16(草加市)
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 市民から浄財を募りすすめてきた「草加宿本陣石碑建立」の除幕式が8日、草加駅東口から程近い旧日光道中沿いの本陣跡(大川本陣・清水本陣)2か所で関係者や地元市民ら約120人が参加して開催された。
 草加市のまちづくり市民団体・「今様・草加宿」市民推進会議(岡野喜一郎会長)が昨年夏から本陣石碑建立委員会(三田矩夫委員長)を発足し「草加の歴史遺産を後世に伝え、まちのお宝として観光資源にしたい」と昨年夏から募金を呼びかけ、199の個人・団体人から210万円が集まった。石碑は、草加宿開宿当初から江戸中期ごろまで、本陣を務めた「大川本陣跡」を現ソフィアマンション前に、江戸中期以降務めた「清水本陣跡」は堀川産業本社前に、それぞれの土地所有者などの協力により黒胡麻御影石で建立された。
 除幕式では、岡野会長らのあいさつの後、草加小学校鼓笛隊の演奏に合わせ、まず「大川本陣跡石碑」が田中和明市長、岡野会長、三田委員長、草加小学校6年生代表2人らの手で石碑にかけられていた白布を除幕、お披露目すると大きな拍手が起こった。続いて清水本陣跡の石碑も関係者の手で除幕された。清水本陣跡石碑の脇には由来を書いた銘版も設置された。
 田中市長は「私もかつての旧町のにぎわいを覚えている。皆さんの手で賑わいをとりもどしていただきたい。市としても草加の新しいシンボルをPRしていきたい」とエールを送った。岡野会長(81)は「本陣跡は、草加のまちにとってもへそとなる中心の大事な場所。ここから草加のまちが発展していった歴史を知っていただきたい」という。
 草加宿の本陣は、開宿にかかわった宿篠葉村の名主、大川図書直系の打出(うちで)大川家が代々本陣を経営、宝暦4年(1754)に清水家が引き継ぎ、明治3年(1870)ごろまで廃藩置県に伴い廃止されるまで経営したとされる。参勤交代で仙台、会津、米沢、南部藩などの東北の大名家や公家などが宿泊した記録が残されている。

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