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かんじき作りや伝統行事・雪の昭和村で親子が体験

2012.3.5(草加市)
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 草加市は姉妹都市の福島県昭和村を訪れる「親子スノーバスターズ」ツアーを18、19日の1泊2日で開催、7組17人の親子が参加し2日間かけて昭和村の雪におおわれた冬の生活を満喫した。草加市民が昭和村を訪問する体験ツアーは1991年から毎年行われ、現在では季節ごとに年4回開催。「親子スノーバスターズ」は今回で13回目。2008年からは、からむし織の里雪まつりに合わせてこのツアーが企画されている。
 一行は昭和村へ到着後、元村役場職員の栗城萬吉さん宅を訪れ、伝統工芸品作りや郷土料理作りを体験した。以前は集落の冠婚葬祭にも使われていたという30畳ほどの大広間で、お父さんたちはかんじき作りに、お母さんたちはこんにゃくのくるみ和えやたくあんの白和えなどの郷土料理の調理を、子どもたちは村に代々伝わる風車作りや節分の豆まきに使う豆拾い袋作りなどに挑戦していった。
 厳しい冬に備え曲げておいた根曲がり竹を使って作る「かんじき」作りは、まず村の人が手本を見せたあと、参加したお父さんたちも見よう見まねで挑戦。初めての経験で悪戦苦闘する様子見かね、村の人がひもの編み方や手順などを丁寧に教えていくと、次々に丸いかんじきが完成。体験したお父さんたちは、出来上がったかんじきを持って、早速奥深い雪道へ。どんな雪道でも沈まずに軽々歩く姿を見て、参加者からは「すごい」、「軽々進めるね」と驚きの表情を見せていた。
 豆拾い袋は節分の豆まきの際に、まかれた豆を拾うためのもの。昭和村では、この豆袋に「福は内 オニは外よとまく豆を ひろう子供は豆であれかし」と書き、子どもの健やかな成長を願う。「豆であれかし」には、元気であれという意味が込められている。今回の豆拾い袋作りでは、村の人が事前に和紙で作っておいた小さな袋を用意。その袋の両面に、子どもたちが名前や似顔絵などをクレヨンで可愛らしく描き上げた。その後、昭和村に伝わる昔話を昭和村語り部の会の4人が披露したり、村の人と一緒に豆まきを楽しんだ。
 翌日、一行はからむし織の里雪まつりに参加。最初に、雪まつりの開会式で行われた「団子挿し」を行った。団子挿しは旧暦の小正月に行われる行事で、ミズキの木に様々な団子を花が咲いたように挿して飾るもの。参加者らは宿泊した、しらかば荘で桃色、黄色や黄緑色など色鮮やかに染めて作った団子を、特設ステージに設けられたミズキの木の枝に挿していった。会場では餅つき大会、スノーモ−ビル体験やそり遊び、雪だるまコンテストなどに参加し、2日間の日程を終え帰路についた。
 5歳になる凛ちゃんと参加した堤賢さん(44)=草加3丁目在住=は「昭和村の方々は、親戚のように親切に接してくれました。心温まるひと時を送ることができ、子どもにもいい思い出がつくってあげられました」と話していた。

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