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麻生栞里さん(草加高4年)厚労大臣賞・全国高校生活体験発表会で

2011.12.13(草加市)
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 「定時制で学んだ4年間は決して間違いではなかった」。埼玉県立草加高校定時制課程4年の麻生栞里さん(18)(吉川市在住、草加市立新田中出身)は11月20日、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた定時制に学ぶ生徒たちの体験発表会で、見事に厚生労働大臣賞を受賞した。
 無気力だった自分が高校生活の中で少しずつ変わり、勉強や運動に意欲的に取り組むようになるまでを率直に発表したもので、審査員の高い評価を得た。


 この体験発表会は、財団法人全国高等学校定時制通信制教育振興会などが主催した「全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会」。
 麻生さんは、もともと文章を書くことは好きだったというが、中学(草加市立新田中)時代は、どちらかというと無気力で、自己表現も得意ではなかったという。それが少しずつ変わってきたのは定時制入学後からだった。アルバイト先や学校生活の中で、「適当にやっていると、それなりの結果しか返ってこない」ことを実感することが多くなった。
 「自分で変えていかなければ」との思いで、苦手だった英語や数学にも積極的に取り組みようになり、勉強だけでなく、陸上競技では、砲丸投げと円盤投げで全国大会に出場するまでになった。その“自己変革”の過程を、「我が学舎草加高校定時制」と題して発表すると、体験発表会の県東部地区大会や県大会を次々に勝ち抜き、全国から56人が出場した全国大会で見事、厚生労働大臣賞を射止めた。
同賞は、文部科学大臣賞に次いで実質2位にあたるという。
 自分の懸命な発表を審査員がうなずきながら聞いてくれているのがわかったという麻生さんは「共感してもらうことができた。草加高校に通った4年間は間違いではなかった」と確信したという。
 麻生さんの将来の夢は保育士。「今の自分は頑張れる。やる気をだせば、結果は必ず返ってきます」。自信に満ちた表情で、夢の実現に向けて一歩、踏み出そうとしている。

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