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津波被害の「希望の缶詰」販売・おかみさん会が福祉まつりで

2011.11.21(草加市)
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 13日に草加駅東口のカーソン広場やアコス南館アコスホールで開催された第18回福祉まつりin草加で、草加おかみさん会(小見寺孝子会長)が、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の木の屋石巻水産と山形屋商店の缶詰や仙台みそ、しょう油、白だしなどを販売した。
 缶詰は株式会社木の屋石巻水産が生産した三陸産サンマ水煮や金華サバみそ煮、クジラの大和煮など。同社は缶詰を倉庫に保管していたが、津波で倉庫が倒壊した。この倉庫から缶詰を拾い集め、一缶一缶念入りに点検しながら洗った。缶詰に巻かれていたラベルはすべてはがれてしまっているが、缶の裏側の記号などで中身と賞味期限が分かるものもあり、「希望の缶詰」として各地で販売されている。
 また、仙台みそやしょう油などは株式会社山形屋商店の製品。山形屋は100年以上の老舗。津波で工場が被災し、再建をあきらめかけた。しかし励ましの声を受け、未だ自社での商品製造が困難だが、同社の伝統処方にて委託製造した商品を販売しながら、早期の復興を目指している。
 草加おかみさん会は、2006年8月に草加の役に立ちたいと、約20人の地域商店街のおかみさんが集まり結成。これまでは「地元草加よりは浅草で知られている」と小見寺会長が話すほど、浅草での活動が多かった。しかし大震災以後は、福島の被災者の一時避難所となった旧花栗小での食事準備や3日に開かれた草加ふささらまつりでの活動など、草加中心に動き始めた。「缶詰や仙台みそなどの収益はすべて被災地への寄付にします。こうした福祉イベントへの参加は初めて。これからはもっと市や社会福祉協議会、各種団体などとも連携を深めていきたい」と会長は話した。
 なお福祉まつりは、第18回福祉まつりin草加実行委員会(川添千代子会長)の主催で、「みんなでつくるバリアフリーのこころ」がテーマ。だれでもが安心して共に暮らせる福祉のまちづくりを目指し開催。フリーアナウンサーの小谷あゆみさんの講演会「老後をイキイキ!介護の達人に学ぶ生き方」をはじめ、市内で活動するボランティアグループや福祉関係団体などが集い介護体験やアイマスク体験、模擬店、日頃の成果発表などを行った。

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