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災害ボランティアセンター設置へ・ふれあいの里で運営訓練

2011.10.3(草加市)
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 草加市高年者福祉センターふれあいの里(大沢清司所長 草加市新里町)では、周辺の7町会(新里・両新田東町・両新田西町・柳島・遊馬町・谷塚上町・谷塚仲町)で組織する谷塚西ブロックからの約100人の参加者とともに9月27日、災害ボランティアセンターを運営する訓練が実施された。
 大きな災害が発生すると、全国各地からボランティアが訪れる。こうしたボランティアを十二分に活用するためにはその受け付け、ボランティアが希望する仕事と被災者の要望する仕事との照合、活動に必要な機材や物資等の貸し出し、ボランティアの活動記録の整理などを行う、災害ボランティアセンターの立ち上げが必要となる。
 訓練では参加者全員が、支援に訪れたボランティア、ボランティアセンターで必要となる受付係、マッチング(照合)係、オリエンテーション係、資材管理係、活動報告係などに分かれ、どのように業務を行うかなどを体験した。
 訓練を指導したのは、越谷市社会福祉協議会の職員でボランティアセンター担当の日野泰宏主任。日野さんは、東日本大震災では全国社会福祉協議会の派遣で福島県いわき市、岩手県宮古市の両市で災害ボランティアセンターの運営支援に当たった。また宮城県石巻市で個人ボランティアとして活動も行っている。センター活動と個人ボランティアという豊富な体験を持つ日野さんは、災害発生時には地域のコミュニティの力が生死を分けるが、復旧・復興には地域外からのボランティアを受け入れる受援力の環境を整備しておくことが重要と力説する。訓練後には講評として「センターにはいろいろな流れがあるが、今回のものが基本となる。こうした体験が災害時に少しでも役立ってほしい」と話した。
 ブロック長でもある吉岡弘司新里町会長は「これまでは初期消火訓練といった防災訓練だったが、このような訓練も重要であり今後取り入れていきたい。参加して良かった」と感想を述べた。
 ボランティアになった遊馬町の梅村正宏さん(49)は「実際のボランティア経験はない。被災者の要望で性別があるものは、できれば一目でわかるよう用紙の色を変えて書きだしたのがよい。また各町会の防災機器をこうした機会に持ち寄っては」と話した。またセンターのオリエンテーション係になった進藤紀一さん(70)は「初めてなので戸惑いが多かった。訓練なので各係に専門家を配置し、具体的な指摘をしてくれたのが今後の役に立つ」と話した。
 ふれあいの里の大沢所長は「地域の避難所や防災活動拠点の施設ではないが、大きな災害時には地域と協力していきたい」という。

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