トップニュース

草加高パワーリフティング部全国へ・野本、寺崎さんら12人

2011.7.18(草加市)
ニュース写真
 今月30日、さいたま市立大宮武道館で開催される「第29回全日本高等学校パワーリフティング選手権大会」(全日本高等学校パワーリフティング連盟主催)に、草加高校パワーリフティング部から12人が出場する。藤浪瑠麗さん(2年)が5月の春高選手権52`級優勝ですでに出場を決めていたが、6月26日の同全日本大会県予選で、出場した14人の部員中、11人が大会標準記録を次々と突破し、全国大会への切符を手にした。昨年は同部から7人が出場しているが、今年は初出場組9人を含め、部としては過去最多となった。優勝をねらえる有力選手もいて、それぞれ大会に向けて最終調整に入っている。

 パワーリフティングは、バーベルを寝た状態であげる「ベンチプレス」、立った状態から前屈して持ち上げる「デッドリフト」、屈伸状態から両肩に乗せ持ち上げる「スクワット」の3種目の合計重量で競う。県予選では、新菜々穂さん(1年)=女子52`級=が140`で、野本なつみさん(2年)=同72`級=が325`でそれぞれ優勝、寺崎えりかさん(3年)=63`級=が260`で2位、薬師寺あかりさん(1年)=47`級=が130`で3位とそれぞれ自己ベストで入賞した。
 3年前から同部顧問を務める松下史郎教諭によると、記録的に全国大会で優勝を狙える有力選手は、陸上部と兼部の寺崎えりかさんと野本なつみさんだ。寺崎さんは、3種目平均的に力が出せるタイプ。162a、57`でハンマー投げの選手。1年のときから筋力アップのため入部。昨年3月の第7回全国選抜大会では60`級で2位、8月の全国大会も2位。ハンマー投げも18b台から自己ベスト40b56と飛躍的に伸びて、今年は8月の関東大会出場も決めた。「スクワットでの筋力アップのおかげ。投げる姿勢も安定し力が出せるようになった。パワーリフティングはやればやるほど記録がぐんぐん伸びるのが面白い。全国大会では昨年の雪辱をしたい」と意気込む。
 野本さんは、デッドリフトがずば抜けた選手。152a、66`で円盤とハンマー投げの選手。先輩たちにならって入部。昨年12月の県大会に初出場し、いきなり305`をあげた。下半身強化につながり、ハンマー投げでは県大会7位に入賞した。「全国大会では県予選の自己ベストを塗り替えたい。先輩の中山さんが昨年の世界選手権で出した、デッドリフトの記録162・5`を破りたい」と目標は高い。
 草加高校パワーリフティング部は、1999年に同好会としてスタート、翌年部に昇格、近年は毎年全国大会出場や2008年〜10年には、世界サブジュニア選手権出場者も計4人出している。昨年のチェコ大会では中山眞依さん(日大1年)が75`級で総合5位、種目別のデッドリフトでは162・5`で優勝している。現在の部員は14人。スポーツ経験は中学時代にサッカーや陸上、バスケット、軟式テニスなどさまざま、みな高校に入ってから、パワーリフティングをはじめた。部の練習は平日1、2時間程度、挙げられる自己最大の重さとそれより軽い重さのバーベルを交互にトレーニングするなどの基本メニューのほか、個人ごとの目標に沿った強化トレーニングの反復練習が中心だ。
 松下教諭は「パワーリフティングは、練習は地味ではじめは伸び悩む部員もいるが、自己目標を掲げてひたすらトレーニングし、記録が出ることで達成感があり、自信にもつながる。あきらめない粘り強さも養われます」と競技の魅力を話す。今年の1年生2人は、入部してわずか3か月で標準記録を突破し全国大会行きを決めた。
 全国大会では、個人戦の成績が団体戦に反映されるため、初の全国優勝も視野に、1`でも記録を伸ばそうと12人の出場選手は「ベストを尽くそう」を合言葉に汗を流している。


 このほかの全国大会出場者の抱負は次の通り(敬称略)。
 井上将輝(2年・男子66`級)「レベルは高いがベストを尽くし頑張る」
 豊田誠(同・74`級)「悔いが残らないよう全力尽くし自己新目指す」
 齋藤駿平(同・66`級)「強い選手に負けないよう精一杯輝きたい」
 寺田修平(同・59`級)「県大会よりも少しでも記録を伸ばしたい」
 木曽勇一郎(同・66`級)「1年間の練習の成果を発揮したい。自分の限界に挑戦したい」
 川上治哉(同・59`級)「全力を出し尽くせるよう自分なりに頑張る。堂々と取り組みたい」
 藤浪瑠麗(同・女子52`級)「階級日本一と日本記録を出せるように練習を手を抜かず取り組みたい」
 小塚雄介(1年・男子53`級)「県大会では出せなかった自己ベストを出せるよう頑張る」
 薬師寺あかり(同・女子47`級)「草高パワー最高!全力で戦いたい」
 新奈々穂(同・52`級)「精一杯自分の力を出し、いい記録が出るよう頑張る」

>戻る