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商店街で支援の輪・6月11日、松原団地駅東口で手作り音楽会

2011.5.30(草加市)
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 先行きが見通せない東京電力福島第1原発事故。草加市に緊急避難した人の疲労と不安も募るばかりだ。同市松原団地駅東口のパインアベニュー商店街では、こうした避難者に手作りの音楽と料理、ケーキなどをで楽しんでもらおうと、6月11日午後、同商店街の幼稚園園庭で「チャリティーコンサート」を開く。中越地震の新潟県・山古志村からは特産の山菜など。また市内の知的障害者授産施設「つばさの森」では、自慢の「小松菜マフィン」を、提供し、募金に一役買う。
 同商店街(小野田英二会長 加盟60店舗)では、09年の草加市50周年を祝う第1回ふささら祭りに呼応してミュージックイベントを開催。今年は6月11・12日に予定されていたが大震災で自粛。しかし、同商店街では、近くの旧小学校舎などに避難した人たちに、少しでも役に立つことが出来ればと、独自のイベント開催を決めた。
 こうした趣旨に、地元から賛同の声が相次いだ。「みどり幼稚園」はイベント会場に園庭を解放。同園に隣接する「マルエツ松原店」では、トイレなどの利用に便宜を図る。栄町中央町会はけんちん汁や会場整理の手伝い。同商店街は商品の提供や多くの市民に参加を呼びかけるチラシを作製。チラシの広告料はすべて募金となる。
 イベントへ協力の輪は、さらに拡大。同市知的障害者授産施設「つばさの森」では、市内名産の小松菜を使用、障害者が一つ一つ手作りする小松菜マフィン300個を提供する。宮田敏男所長は「保護者会の募金で原材料を賄い、通所者がボランティアで一生懸命作った」と言う。同施設ではこれまでも、同市の旧花栗小や三郷市の瑞沼市民センターなどで、福島県からの避難者にマドレーヌを提供している。
 松伏町農業認定者の沢田訓男さんは、会場となるみどり幼稚園の近くで定期的に農産物を販売。同町は、04年に中越地震で大きな被害を受けた新潟県・山古志村と農業交流を結んでおり、山古志の友人にイベントを伝えたところ、「中越地震の時、全国から大きな支援をいただいた。少しでもお返しになれば」と、旬の野菜などが提供される。沢田さんも自慢の農作物を一緒に並べる予定だ。
 会場を訪れる一般の人には、けんちん汁や小松菜マフィン、山古志の野菜、商店街が提供した商品などを振舞い、被災地への思いを込めて募金してもらう。またボードを設置、被災地に向けたメッセージも書いてもらう。
 ミュージックイベントでは、市民音楽グループ5組が出演。音楽で避難者を励まし、一般参加者に復興に向け力を合わせようと熱い音のメッセージを贈る。また、カメルーン出身で同市在住17年のドラマーで三味線名取りのワッシーさんも、ボランティア参加する。
 同商店街会計で、イベントを担当する早川純一さんは「予想以上の広がりに驚いています」と、各方面との調整にうれしい悲鳴。イベントの義援金は、小野田会長、和田一秀副会長、会計早川さんの3人が、姉妹都市を結ぶ福島県昭和村に届ける予定。同村は定期的に同市内で産直市を開催しており、義援金の扱いを委ねることにした。
 イベントは雨天中止。問い合わせは、「ティールーム ジュン(早川)」 TEL936・4211。

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