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草加発の「市民オペラ」に熱気・「カルメン」6月19日に公演

2011.5.23(草加市)
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 市民合唱団がプロのオーケストラやソリストと共演する、SOKA市民オペラ2011イーストパイン第2回公演「カルメン(G・ビゼー作曲第4幕・日本語上演)」が6月19日(午後2時30分開演)、草加市文化会館ホールで開催される。一般社団法人East Mujic Association(辻本木の実代表理事)・草加オペラ協会主催、財団法人草加市文化協会共催、草加市、草加市教育委員会、東武よみうり新聞社など後援。昨年9月に市民公募し、小学生から高齢者75人が参加、プロのソリストをまじえ各パートに分かれて、本番に向けてセリフや演技なども加えた合同練習に熱がこもる。

 草加では、1985年から2008年まで計23回、草加市、市教委などが主催し、プロと市民合唱団が共演する「ソウカパインコンサート」が行われた経緯があり、「カルメン」「椿姫」などのオペラにも取り組み合唱芸術への熱意が高まりつつあった。
 「このまま終ってしまうのはもったいない」とソウカパインコンサート参加経験者や指導者などから、「総合芸術としてのオペラを広め、音楽文化の向上、芸術の香り高いまちを目指そう」と、声があがった。市職員時代に長年、ソウカパインコンサートの担当も務めた辻本木の実さんらが中心となって、非営利組織として、一般社団法人East Mujic Associationn(イースト ミュージック アソシエーション)を立ち上げた。
 辻本さんは「これまでのそろいの衣装でバックコーラスをする演奏会形式のものから、イーストパイン合唱団には、歌うだけでなくそれぞれにセリフ、演技もあり、歌劇としての色合いを濃くしたオペラ公演。一人ひとりが主役となり、プロの人たちと一緒に舞台をつくりあげる面白さがあります。自分自身の再発見にもなります。オペラの楽しさ、魅力を地元に芽生えさせ、定着させたい」と熱い思いを語る。今回は、子どもたちだけの合唱パートやフラメンコの踊りも加わり、よりバラエティーになる。参加者はそれぞれの役に合った衣装を自分たちで調達したり手作りもしている。
  練習も大詰めを迎えようとしている。7日、文化会館での合同練習では闘牛場のシーンを反復練習。子どもたちは闘牛士を先導する役もつとめ、大人たちはソプラノ、アルト、テノール、バリトンの4パートに分かれ、プロのソリストのバックコーラスとして「♪来たぞー、闘牛士みんなそろって〜」など、歌いながら闘牛場の観客役もこなしていた。
 今回は、合唱経験者だけでなく初心者も3分の1を占める。参加者はそれぞれの思いを抱き、本公演に向けて、最後の仕上げに熱中している。
 本番のイーストパイン公演「カルメン」は総監督・田代誠、オーケストラにチェンバーミュージックオーケストラ、指揮・一色和希、演出・岡田直子、キャストは、河野めぐみ(カルメン)、伊藤和広(エスカーミリョ)、金久朋未(ミカエラ)ほか出演。チケットは全席指定、S席5000円、A席4000円、B席3500円、C席3000円。チケットは、草加市文化会館(チケット専用)TEL931・9977、草加市物産・観光情報センターTEL921・1800、東武よみうりサービスセンターTEL987・0553ほかで発売中。
 <問い合わせ>イーストミュージックアソシエイションTEL941・8007、草加市文化協会TEL931・9325。


 バリトンの石川外志雄さん(61)=草加市中央=は石川県の高校時代に合唱を経験、仕事で草加に10年ほどまえに越してきてから合唱を再開。「このオペラは合唱だけでなく、出演者の一人として演技もするので劇中に入り込める魅力があります。演技までを覚えるので大変ですがみんなで息を合わせて、ぴたりあったときは爽快です」と魅力を話す。小沢弘子さん(74)=草加市松江=も高校時代に合唱経験があり「歌うことが大好きなので、健康にも良いし私の若返りの秘訣です」と効能を語る。
 双子の大喜・晴喜くん(3)を連れて、初心者ながら参加している、関茂久雄さん(46)=草加市柳島町=は「オペラに興味があり、子どもたちとの思い出づくりになればと参加しました。カラオケとは大違いで思うように声が出なくて大変ですけど、だんだん形になっていくのが楽しいです」と奮闘する。双子の佐藤れいらアリ・まりあアリさん=花栗南小6年=と板津詩(うた)さん=草加小6年=は小1のときから草加児童合唱団で活動する仲間。3人とも「歌うのが大好き。本番では一番後ろの席にまで響くよう、思い切り歌いたい」とにっこり。
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