ニュース

避難児童2人にランドセル贈る・皮革製造会社のメシエ

2011.4.12(草加市)
ニュース写真
 4日、草加市内の皮革業者株式会社メシエ(茂垣隆生代表取締役 清門町446の2)が、東京電力福島第一原子力発電所の事故に対応し3月26日に開設された、同市の避難所である旧花栗小学校に避難している児童2人にランドセルを贈った。
 ランドセルを贈られたのは新1年生となる塚越あんりさんと4年生になる塚越ほのかさん。茂垣隆生さんの息子で同社役員の行信さんから赤いランドセルを直接手渡されると、少しはにかんだあんりさんは小さな声で「ありがとう」と、お姉さんのほのかさんは「新しいランドセルでうれしいです」とお礼を言った。お母さんの友子さんは「着の身着のままで避難したので、ランドセルは福島県いわき市の自宅に置いたままです。ありがとうございます」と話していた。
 避難所の旧花栗小にはあんりさとほのかさんを含め4人(男子1人、女子3人)の小学生がいるが、他の2人はランドセルを持ってきている。4人はいずれも同市の新校舎が完成したばかりの松原小学校に入学、編入し、新しい校舎とともに新たな学校生活の一歩を踏み出す。
 「新聞報道で市内に避難児童がいることを知った。会社は、07年に皮をなめすときの環境基準にクリアーし日本で初めてエコマークに認定されたランドセルを、偶然だが技術提携した福島の工場で生産している。このランドセルで学校生活を笑顔で送ってもらえれば」と行信さんは寄贈の思いを語る。
 なお、避難所にいる中学生や幼児なども同市の中学校への編入や保育園の入園などが決まり、草加での新たな生活を歩み始める。
 同市にはそうか革職人会という組織があり、メシエもここに属しているが、同会のスプリーズも3月31日から避難所に女性用のパンプスを希望者に1足無償提供する旨の張り紙を出している。4日現在、4人の申し込みがある。

>戻る