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補助犬は安心パートナー・獨協大オープンカレッジ特別講座

2011.3.28(草加市)
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 獨協大学オープンカレッジ特別講座「人と犬の素敵な関係」が5日、草加市学園町の同大学・天野貞祐記念館で開催され約350人が参加した。 補助犬ジャーナリストで社会福祉法人日本聴導犬協会長の有馬もとさんが講演、実演を交え介助犬や聴導犬などの補助犬の役割や活躍のようすを紹介した。
 有馬さんは「聴導犬協会では、飼い主による飼育放棄により各地の動物愛護センターに集められ殺処分される予定の犬の中から、人に親しめる、音に興味を示すなどの基準で選別した犬を聴導犬候補として育成・訓練を行い、希望者に無料で貸与している」と現状を説明。同協会が育成した聴導犬など4頭が壇上にのぼり、実際の仕事ぶりを披露した。
 握力が低下した要介護者の場合、食事中にスプーンを落としてしまうことがたびたびある。介助犬は、人間と違い嫌がらず、何度でも拾って渡してくれるようすを実演。聴導犬の実演では、来場者が聴覚障害者の役になって、目覚まし時計のベルが鳴ると、寝ている聴覚障害者に脚をかけて起こしてもらうようすを体験した。ファックス受信の音や玄関のチャイムの音などさまざまな生活シーンで教えてくれるように訓練されていて、聴覚障害者にとっては、安全安心のためのパートナーであることがわかった。
 聴導犬は英国では約1500頭が公認されているが、日本ではまだ20頭程度。聴覚障害者の行動範囲を広げてくれる、聴導犬の普及と支援協力を呼びかけた。

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