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虐待やいじめから身を守ろう・松原小で児童にCAP授業

2011.2.21(草加市)
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 草加市立松原小学校(村上修一校長・児童数462人)で9日、子どもへの暴力防止プログラム・CAP(Child Assault Preventionの略)の授業が行われ、4年生70人が暴力などから身を守る方法や簡単な護身術などを学んだ。
 CAPは、子ども自身が、虐待やいじめ、誘拐などあらゆる暴力から身を守るための教育プログラム。1978年にアメリカオハイオ州で、児童への暴行事件をきっかけに開発されたもので、日本では85年から講師の養成が始まった。草加市では2002年度から取り組み、08年度からは全小学校でこのCAPの授業を取り入れている。
 この日の授業は、NPO法人「青い空」のメンバー3人が講師を務め、全員参加型のワークショップ形式で行われた。生きていくためには、「安心」・「自信」・「自由」の3つの権利が必要で、その権利を守るために「拒否すること」「逃げること」「相談すること」を、ロールプレイング形式で実践し学んだ。
 いじめの発端となる事例として、友だちのかばんを無理やり持たされたときの対応では「しっかりと断る勇気を持つこと」、友だちから相談を受けたときには「協力し断ること」を実際にシミュレーションしながら教えていった。児童が相談を受ける友人役を演じ、最初は緊張し聞き取れないほどの声だったが、講師から「頑張って」と背中を押されると「そういうことはしちゃだめだよ」、「鞄は自分で持ちなさい」などときっぱりと断っていた。連れ去られそうになったときなどの対応では、腕を振りほどく方法など簡単な護身術を実演。さらに、助けを求める声が周りにはっきりと聞こえるよう、腹の底から大きな声を出す練習をした。
 授業を受けた児童の一人は「もしも声をかけられたり、腕をつかまたりしても、大きな声を出して絶対に逃げてみせます」と話していた。

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