ニュース

松のこも外し・草加松原で

2011.2.15(草加市)
ニュース写真
 草加のシンボル「草加松原」で7日、春の訪れを告げる松の菰(こも)外しが行われた。
 草加松原は、「千本松原」の名で江戸時代から知られた観光名所で、約1.5`bにわたり、樹齢200年近い古木を含め、624本のクロマツが立ち並ぶ。ワラでムシロに編まれた菰は、越冬のため下りてくる害虫のマツカレハなどの幼虫を温かい菰に誘い込み、立春をすぎるころに取り外し駆除するため、昨年11月に巻かれたもの。
 この日は、市が委託した造園業者4人が2人1組になって縄をハサミで切断した後、松の幹に2重にまかれた菰を外し、3a程に成長した幼虫を、手際よく駆除していった。今年は寒暖の差が激しく例年より幼虫が少なかったが、中には30匹以上が樹皮に奥深く潜んでいた松もあった。最後に、殺虫剤を噴霧し全ての作業を終えた。駆除した幼虫は、菰のワラとともに越谷市の東埼玉資源環境組合第一工場で、焼却処分される。
 ほぼ毎日、草加松原を散歩しているという大高竹三郎さん(78)=松江3丁目=は「毎年、この菰外しを見るたびに春が近づいてきたことを実感します。季節感を感じさせてくれる、草加を代表する風物詩の一つですね」と、作業をじっと眺めていた。

>戻る