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松のこも巻き・草加の風物詩

2010.11.16(草加市)
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 草加の風物詩「松のこも巻き」が8、9日の2日間かけて、草加松原遊歩道で行われ、冬支度が整った。
 市から委託を受けた植木職人6人がはんてんに足袋という古風な出で立ちで、松並木にある約半分の松に慣れた手つきで丁寧に巻いていた。こも巻きは、地上から1.5b程の高さでこもを巻き、わらで編んだ縄を上下にそれぞれ縛り固定する。上の縄は、虫が入るためにゆるめに、そして下の縄は、虫が出ていかないようにきつめに締める。その後、ハサミでこもの端を丁寧に揃えて一つの作業が終了する。
「こも」は、わらで粗く編んだむしろで、幅が50センチほどで、松の枝などに付いているマツカレハなどの害虫が越冬のため地中に潜る秋口に、幹に巻き付け温かいこもに誘い込む。例年11月に巻き付け、虫が這い出ると言われる啓蟄(3月6日ごろ)を前(2月中旬)に外して焼却する。
 今年は、酷暑だった夏のせいもあり、例年に比べ虫は少ないという。
 松並木は、寛政4(1792)年に植えられたといわれ、「草加松原」、「千本松原」と呼ばれ江戸時代から親しまれている、地元草加のシンボル。「日本の道100選」(旧建設省)などにも選ばれ、624本の松が1.5`にわたり並ぶ。

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