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現職、新人の一騎打ちか・来月12日投票の草加市長選挙

2010.11.22 (松伏町)
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 市長不信任案再議決・失職に伴う、草加市長選が12月5日告示、同12日に投開票される。4選めざす前職の木下博信氏(45)=無所属=、反市長派の市議多数が擁立した新人で前草加市議会事務局長の田中和明氏(61)=無所属=が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が高い(15日現在)。元助役の収賄事件を巡る発言に端を発し、議会と市長の対立が激化、市議会解散、市長失職と市政が混迷、今後の市政の方向を決める選挙となりそうだ。9月2日現在の有権者数は19万3922人。

 木下 博信氏(きのした・ひろのぶ) 前草加市長。前提言・実践首長会代表代行。草加市水泳連盟会長。慶応大学法学部政治学科卒。塾講師、損保代店主などを経て1993年8月、市議補選に初当選し3期8年務める。01年7月、市長に初当選。家族は父と妻、長男。草加市吉町5丁目11の36。足立区出身。45歳。
 「9年間、市民を主権者とした、市民のための役所をつくると市政を運営してきた。草加の発展のため、引き続き市政を担って市民の皆さんにしっかりとお返ししていきたい」と出馬表明。公約の4つの柱に医療(新医療センター・救急医療の充実)、教育(市立高校の設置、県教委から独立した人事権の確保)、まちの活力づくり(新田東西、谷塚西、柿木、綾瀬川左岸を中心核としたパワーづくり)、自治をあげる。
 市民参加型の市政をさらに高めるため、市議定数の大幅削減や町会・自治会を核にした住民自治制度として「地域市政会議」創設を新たに掲げる。「地域市政会議はブロック単位で年4回の議会前に開催、オープンに市民の意見を受け止め、修正をしながら議会に予算案や条例案などを提案していきたい」と政治システムの改革をすすめる決意。健全な市政へ「口利き禁止条例」制定も盛り込む。
 趣味は20歳のころからバイク、市議時代の2001年1月、パリ・ダカールラリーに挑戦、右手親指を骨折しながら1万800`を完走。今は暇を見つけて子どもと映画やアニメ鑑賞が楽しい。


 田中 和明氏(たなか・かずあき) 前草加市議会事務局長。前草加神社宮司(2001年10月〜10年9月)。國學院大学文学部卒。1971年4月、草加市市役所入庁、議会事務局次長、広報広聴課長、議会事務局長など歴任し2009年3月定年退職。草加市氷川町2118の2。家族は母、妻、子ども3人。草加市出身。61歳。
 「市長と議会が両輪となった、市民のために議論を、市民のためのフェアーな市政運営をしていきたい」と市政の正常化をめざし出馬を表明。公約に、高年者はじめ市立病院、公共施設、買い物などの利便性確保に市内循環コミュニティバス導入、全小中学校にエアコン設置、公認グラウンドゴルフ場の設置など掲げる。議会事務局在任通算28年で培った、さまざまなケースの政治の着地点をつぶさに見てきた経験を生かす。
 約300年の歴史を誇る、草加の総鎮守、草加神社宮司を務める家に生まれた。「父親も市役所に勤めながら宮司を務め、その背中を見て育った。神社氏子のみなさんのため、市民のため働くことにためらいはなかった」と振り返る。父親からは礼儀作法はじめ、厳しく仕込まれ「人の気持ちを大事に、思いやりを持って、接っしなさい」との教えを常に肝に命じて気配り、目配りを大事にしている。神社経営の経験から「ワンマンではだれもついてこない」と思う。
 2足のわらじは、はくべきではないと市長選出馬に際して宮司を長男に譲り、迷いはない。趣味は野球、スキー。

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