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つばさの森の「ご松菜マドレーヌ」優勝・福祉作業所焼き菓子コンで

2010.6.14(草加市)
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 埼玉県内の福祉作業所を対象とした、焼き菓子コンテスト・第2回「プレミアム クオリティ カップ2010 イン埼玉」(パレスホテル大宮主催、埼玉県・県社会福祉協議会後援)が5日、さいたま市鐘塚公園で開催され、社会福祉法人草加市社会福祉事業団運営の市立知的障害者授産施設・つばさの森(宮田敏男所長)の「ご松菜マドレーヌ」が見事優勝した。草加市など県東部の特産コマツナと胡麻を使ったヘルシーな焼き菓子を5月に26施設が参加した予選会に出品しベスト6入り。この日、彩の国セレプまつり(障害者施設の自主製品展示販売やアトラクションイベント)と同時開催の本選で、一般も含めた審査で412点を獲得、栄冠を射止めた。同ホテルより、コンテストのシンボルマーク使用許諾と「パレスホテル大宮推奨焼き菓子」の称号を授与され、7月から半年間ホテル内で販売される。

 優勝した「ご松菜マドレーヌ」は、今年2月にコンテストに向けて、約7年前からのクッキーやマドレーヌ作りで築いたノウハウを生かし、栄養価の高いコマツナと相性が良いヘルシーな食材のごまを組み合わせてみたらどうかと考え開発。通所者8人を中心に小麦粉にハチミツや砂糖、卵、マーガリンなど加えて手作業で混ぜ合わせ、黒ごまと小松菜パウダー入りの2種類の生地を作り、見た目がきれいになるように、4分割し1ピース14cにきっちり軽量し、1個あたり56cにしてカップに盛り付けオーブンで焼き上げ完成。
 指導員の小川和哉さん(28)は「甘みの調整や焦げやすい胡麻の性質に苦労しながら、数回の試作を繰り返し完成しました。ふだんのマドレーヌより4倍手間がかかりますが、通所者のみなさんで頑張り作りあげました」という。商品名も通所者の一人がごまとコマツナをもじって命名した。
 本選では、3分間のアピールタイムがあり、つばさの森は、「ごまつなマドレーヌ」と書かれたボードを裏返すと、笑顔マークに変わるパフォーマンスを披露、見た目がきれい、食べて美味しい、(商品名が)聞いて楽しい、の3つの特徴を「みんな食べて笑顔になって」とアピールした。10人の特別審査員と会場を訪れていた一般審査員の投票の結果、「2色に色分けされた色合い、技術が素晴らしい」「ネーミングが面白く地元の食材を使っているのがいい」などと絶賛され、2位のどき土器クッキー(志木市・福祉作業所シンフォニー)を抑え優勝。
 「ご松菜マドレーヌ」は、パレスホテルでの受託販売のほか、草加市立病院内売店や草加駅高架下の物産・観光情報センターでも7月から1個100円で販売される予定だ。量産化に備え大型ミキサーやオーブンの準備も整えた。
 宮田所長は「2位までに入れれば、ホテル推奨焼き菓子の称号がもらえるので目標にしていたが、優勝は驚きだが、みんなが頑張って手間ひまかけていいものが出来て、それが評価されたことはうれしい。パッケージもオリジナルで作成、つばさの森ブランドとして定着できれば」と期待している。

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