ニュース

「ふささらシャツ」つくる・ゆかた生地「注染」でデザイン

2010.5.31(草加市)
ニュース写真
 地球温暖化防止と地場産業のゆかたのPRに一役買おうと、草加市商工会議所(池田国雄会頭)と市が協働でこのほど、伝統技法「注染」で染めた、オリジナルデザインによるゆかた生地の「草加ふささらシャツ」を作成、あす6月1日から始まるクールビズ期間に同会議所会員や職員らが着用、アピールする。
 ゆかた地シャツは08年、環境省がクールビズを提唱していた折りに、アロハシャツ収集が趣味の同会議所・高橋英三副会頭が、ハワイの日系人がゆかた地でアロハシャツを作った起源をヒントに提案した。
 草加の東京本染めゆかたは、昭和30年代(1955|64)の全盛期をピークに、需要の減少や安価なプリント量産品が主流となり業者が激減。現在、操業しているのは市内柳島の押田染工場(押田勝次社長)1軒のみ。伝統産業の灯火を守ることにつながると、押田染工場に製作を依頼、同社の埼玉県伝統工芸士、昼間時良さん(73)が、染め上げ、約20着のボタンダウンシャツに仕立てられた。昨年は230着を作り、市職員や市議会などでも購入した。同会議所や市役所では毎週火曜日にそろって着用した。
 柄は、初年度と昨年は既存の型を使った伝統的な柄だったが、今年初めて、市内氷川町在住で第2回さわやかさんゆかた柄デザインコンテストの最優秀賞受賞者、丸山裕子さんにオリジナルデザインを依頼。マツの柄をメーンに市の花キクの中に芭蕉や百代橋、せんべいの押し瓦などをちりばめた、草加らしさを出したデザインになった。
 出来上がったシャツを試着した、木下博信市長は「カジュアルでもビジネスでも着れらる。さらに発展形を会議所で考案してもらい普及できれば」、池田国雄会頭は「伝統産業を守る気概を持って、市販化も検討したい」と期待する。
 シャツのバリエーションも今年は、ボタンダウンと開襟シャツの2種類で色も紺とピンクを制作。今年は120着をつくり、希望者から注文をとり追加生産していく。
 同会議所の石井武事務局長は「ほかにはない手作りの逸品。まずは、話題づくりで市あげて盛り上げていきたい。会議所では毎週火曜日、全職員が着用するほか、市外でのイベントや研修会で着て、目立つことで地場産業のゆかたがある草加をアピールしていきたい」と意気込んでいる。

>戻る