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有毒ガス除去装置・消防署員手作り

2009.12.21 (草加市)
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 有毒ガスの硫化水素による事故などが相次いでいることから、草加消防署ではこのほど、短時間で除去できる装置を手作りした。
 今年10月には、市内でも硫化水素による自殺未遂行為があり、室内で致死量の2倍の濃度の有毒ガスが検出され、約6時間にわたり周辺の交通規制をした。これを教訓に同様の事例が起きたときに、短時間で復旧する装置として消防署救急隊と特殊災害隊の職員で4、5人で製作した。同様のものが大阪市消防で製作されていたため、参考にした。県内ではまだ、こうした装置をもっている自治体は少ない、という。
 除去装置は、縦40、横60、高さ35a、重さ約30`。直方体の土台の上に円柱形の機材が据えられた形。プラスチックの衣装ケースを加工して土台にして、その中に活性炭2・5`を要れ、上部に送排風機を取り付けた構造で、有毒ガスが活性炭に吸着され上部からきれいな空気になって出る仕組み。送排風機は署にあったものを活用、作成費用は約2万円と安く出来た。同様の市販装置を購入すると20万円になる。
 実証実験では30分から約1時間でほぼ安全な濃度に下げることができたという。石塚光宣署長は「有毒ガスの処理は難しく安全性を確保するまで時間がかかっていたが、この装置を活用して付近に二次被害が及ばないよう、また、避難時間が短縮できるように活用したい」と話していた。

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