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認知症サポーターを養成・市職員が適正な対応学ぶ

2009.10.19(草加市)
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 「認知症についての正しい理解を深めよう」と草加市で5日、市職員を対象とした認知症サポーター養成講座が市立高砂コミュニティセンターで開催され、約120人が聴講した。
 本人やその家族を見守り、支援するサポーターを増やすことで、認知症になっても安心して暮らせるまちを作っていくことが目的。これまで市民や福祉関係の団体を対象とした講座は実施していたが、認知症の人が来庁することも今後増えていくことが想定されることから、市の職員も窓口などで適切な対応ができるようにと初めて職員を対象に企画された。当日は、国から養成講座の講師として認定されたキャラバンメイトの看護師、社会福祉士、保健師が講師となり、認知症の症状、脳刺激体操、予防方法、サポーターの役割についてなど約90分間、国の認知症サポーター100万人キャラバンで使用されている教材を用いて勉強した。
 認知症を予防する脳刺激体操の体験では、左手を上・下の二拍子で動かしながら右手を上・下・横の三拍子で動かす動作にチャレンジ。ほとんどの参加者がうまく動かせずにタイミングがばらばらになると、講師からは「できないことをやろうとすることが脳の刺激になりますよ」と言われる一幕も。
 参加した職員は「これまではスーパーのレジでお年寄りが支払いのために細かいお金を数えていたりするといらいらすることもありましたが、こういう講座をみんなが受講すれば、そういうお年寄りを見た時に、ああ、がんばっているんだなと思えるようになると思います」と話していた。
 講座は2005年度から厚生省で進めている認知症サポーター100万人キャラバンの一環。認知症とは、脳細胞の一部が死んでしまったり、働きが鈍くなることで障害が起こり日常生活に支障が出ている状態を指す。主な症状に記憶障害、判断力障害、不安やうつ状態、徘徊などがあり、家族や周囲の人の適切なサポートが必要とされている。

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