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草加宿にお休み処開設・イベント時に湯茶でもてなす

2009.9.21(草加市)
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 地域再生事業を草加市と協働する、市民団体「今様・草加宿」市民会議(岡野喜一郎会長)がこのほど、草加駅東口の旧日光街道沿いにある神明1丁目の江戸後期に建てられたとされる築150年の古い町屋造りの建物を活用して、イベントなどの際に観光客らを湯茶でもてなす「お休み処」を開設した。札場河岸公園、草加松原にも近い場所だ。
 江戸時代初期に、日光街道2番目の宿場町として誕生した「草加宿」は、俳聖松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地であり、歴史ある風情や街並みを再生していこうとの願いを込めて、所有者の久野昭治さんの協力を得て実現した。ふだんは車庫として使われているところで、かつては飲食業、旅籠などが営まれていたという建物。
 5、6日の神明宮大祭に合わせてオープンしたことで、旧道には多くの祭り見物客が訪れ、同市民推進会議のメンバーが「一息入れてお休みください」と呼びかけ、お休みどころは大賑わいだった。休息した人たちも古い建物のようすに落ち着いた気分でゆったりしていた。
 同推進会議では「2日間で500人が立ち寄っていただきました。これからも、もてなしの心を大切にして、来て見て楽しいまちづくりの一助になるよう、続けていきたい」と手ごたえを感じていた。次回は、11月3日の宿場まつりで開設予定。なお、市が委員を公募して発足した「今様・草加宿」事業実行委員会は発展的解消し、市民団体「今様・草加宿」市民推進会議として新たにスタート、今回が初の試みとなった。

 「今様・草加宿」市民会議・岡野喜一郎会長「旧日光街道沿いで残っている古い建物は、数えるほどになり、今では、10件もないと思います。お休み処の建物は、旧道沿いで最も古い建物だと言われており今回、所有する久野さんのご理解とご協力があって、開設することができました。2日間で、500人を超える人たちが立ち寄り、初めて建物内を見た人も多く予想外の反響もあり好評でした。これからも、イベントの際に2回、3回と続け、もてなしの精神にあふれたまちづくりを進めていきたい」。
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