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校舎設計者の大川さんの業績展示・15日、歴史民俗資料館

2009.3.9(草加市)
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 旧草加小西校舎(現市立歴史民俗資料館)が昨年9月、国の登録有形文化財(建造物)に登録されたことを記念して、同校舎を設計した、地元草加の大川勇氏の業績を振り返る「建築設計士 大川勇展」(NPO法人うるおい工房村主催、市教育委員会後援)が10日から15日まで、歴史民俗資料館2階会議室で開催される。15日午後1時30分から、産業考古学会会員で、全国の木造校舎などを調査した中島清治さんが「鉄筋校舎と大川勇」をテーマに研究発表する。
 旧草加小西校舎は、埼玉県下初の鉄筋コンクリート校舎として1926年3月に着工、同9月に完成。道路西側に面して建つ片廊下形校舎で延べ床面積966平方b。階段室を両側に配して、1、2階に各教室、屋上に運動場があった。外壁はモルタル仕上げで、柱型を浮き立たせたデザイン、縦長の窓が特徴。当時は耐震耐火の最先端の校舎だった。1981年には普通教室として使われなくなり、市教育委員会では、急速に失われつつある民俗資料の収集、保存、展示を目的に活用する方針を決め、改修を経て1983年に歴史民俗資料館として開館。
 建築設計を担当したのが地元草加の故大川勇氏で、群馬県東村の花輪小(国登録文化財)、粕壁小、吉川旭小など学校校舎も多く手がけた。同展では設計用具や愛用のめがねケース、喫煙具、若き日のアルバム、表彰状のほか、旧草加小の設計図、校舎の代表例、新聞資料などを展示する。
 <問い合わせ>歴史民俗資料館TEL922・0402。

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