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「暗算検定」十段取得・藤塚小2年の鷹澤希さん

2015.12.15(春日部市)
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 「頭の中のそろばんの珠が自然に動くの」―。春日部市本田町の市立藤塚小学校2年、鷹澤希(のぞみ)さん(7)が、公益社団法人全国珠算教育連盟(全珠連)主催の「暗算検定」で最高位の十段を取得した。7桁など桁数の多い掛け算や割り算など120問が出題された難関を突破する快挙だ。7歳7か月で、全国最年少記録(7歳1か月)の更新はならなかったが、今回の検定試験での十段合格者は希さんを含め、全国で9人だけ。今後は日本珠算連盟(日珠連)の検定でも最高位の十段取得を目指すという。

 希さんは5歳(幼稚園年長)の時に、母、良子さん(42)と会社員の父、圭一さん(42)の勧めで珠算を始め、約1年後に全珠連の珠算一級と暗算六段に合格。幼稚園児の一級取得は全国でもごくわずか。6歳9か月で暗算九段を取得した。  さらに6歳10か月で「全国そろばんコンクール2014」(1年生以下の部)で全国優勝し、以来、暗算力アップに努めている。

 暗算十段の試験は、掛け算、割り算と幾つもの数字の足し算と引き算を行う「見取り算」の3種目。各3分の制限時間で40問を解き、すべて200点満点で190点以上でなければ合格できない。希さんは自宅で毎日約2時間の練習を重ね、今年1月に十段試験に初挑戦したが失敗。その後、3月と5月でも失敗し、特に5月は「回答の文字が不鮮明」と減点された結果、合格ラインを下回った悔しい思いをした。

 このため、数字を鮮明に書く練習も重ね、9月の検定試験に挑んだ。掛け算と割り算は満点、見取り算は190点を取り、珠算を始めて2年半で十段取得を果たした。この時の段位受験者は全国で5396人、十段取得は9人だった。「緊張したけど、目標の十段が取れて、とてもうれしかった」と希さん。  「暗算をする時は、頭の中にそろばんが浮かび、珠が自動的に動く」と言い、現在は7桁同士の掛け算、割り算までこなし、「桁数を増やしていくのが楽しい。いずれ8桁にもチャレンジしたい」と話す。学校では算数が得意。「将来はデザイナーになりたい」と夢も語る。

 良子さんは「こんなに暗算ができるようになるとは驚きでした。自分に自信を持って、何でも挑戦できる子に育ってほしい」と目を細める。  10月には、より速い計算能力が必要な日珠連の珠算と暗算でともに七段に合格した。今後は日珠連での十段合格を目指し、挑戦を続ける。
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