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大学生が武里団地住民と交流・在住し踊りや食事も

2012.8.13(春日部市)
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 大学生と団地住民が交流。埼玉県立大学(越谷市)と日本工業大学(宮代町)が初めて合同で企画したイベント「隣人まつり」が7月22日に、春日部市大枝の武里団地中央集会所で開かれ、同団地住民30人と学生12人が参加した。高齢化が進む同団地で春日部市が「官学連携団地活性化推進事業」の一環として、両大学の学生が同団地にルームシェアで入居し、住民と関わりながら地域貢献活動を継続的に行っている。こうした交流は全国的にも珍しく、同市では介護予防にもなると期待している。

 この「隣人まつり」は、今年1月、日本工業大学の学生が、団地住民と一緒に餃子づくりを行いながら親睦を深めたことが始まり。第2回目となる今回は、両大学の学生が共同でイベントのプランを練り、団地自治会の役員などの協力を得て実現されたもの。
 当日は、30人分の参加券も早々と完売。ルームシェアで入居をしている学生の友人や自治会の住民も参加し、会場となった中央集会所は、始まる前から大勢の人で熱気にあふれていた。
 司会は、県立大学生の泉水さん。日本工業大学の金子さんのあいさつに続き、同団地のイベントでは恒例となってきた健康体操の「そらまめ体操」が披露された。また、熱中症予防を呼びかけるチラシを参加者たちに配り、本学学生の原田さんから熱中症予防のポイントを説明。県立大の学生らしい、高齢者の健康への気づかいが伝わっていた。
 「そらまめ体操」は介護予防を目的として春日部市等が開発した体操。県立大学理学療法学科・田口准教授も開発に携わっている。参加した武里団地住民の一人は「ふだんは若い人と接する機会がないので、こうしたイベントは楽しい」と好評だった。体操のあと、学生と一緒に、もんじゃ焼きと焼きそばを作り、食事しながら交流を深めた。
 武里団地は1966年から入居が始まった住宅都市整備公団(当時)が建設したマンモス団地。現在5073世帯9583人が暮らすが、市内でも高齢化が著しい地域。「官学連携団地活性化推進事業」は武里団地に入居し、地域貢献活動を実施する学生グループに対し、大学を通して家賃と大学までの交通費の2分の1を助成する制度。
 同制度を利用し、県立大は5人が2部屋、日工大が2人1部屋に入居し生活している。

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