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東京五輪開会式で「阿波踊り」・市民団体が組織委員会に申請

2020.1.6(三郷市)
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 2020東京オリンピク・パラリンピックはいよいよ秒読み――。7月24日、新装なった東京・国立競技場での開会式で、越谷市南越谷、東京・高円寺、徳島県の“日本三大阿波踊り”の約1000人が、“世紀の祝典”を華やかに彩る。この壮大な演出の仕掛け人が、三郷市のNPO法人「ふるさと街づくり推進協議会」(大井巳喜彦代表)と下部組織の「おもてなし隊」(三宅義信総隊長)だ。両団体関係者は、昨年12月21日には競技場を視察する一方、東京、徳島の関係者らと着々と準備を進め、大会組織委員会の最終決定を待っている。夢舞台で、日本の華麗な伝統芸能が世界にはばたく。

 2008年から市内の国道沿いのごみ拾いや花や種を植える環境美化や、ペットボトルのキャップを回収する「エコキャップ回収」などの活動を続けてきた同協議会。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、14年3月、「おもてなし隊」を結成し、翌年から五輪を応援する「ジャパンフェスタ」を催し、大井代表(●)らは、南越谷の阿波踊り連「なんこし連」の氏家金重連長(81)らとともに、「みさと阿波踊り」を実現してきた。

 一昨年4月、徳島阿波踊りの総踊りを現地で見た大井さんと氏家さんは、「オリンピックの開会式で3大阿波踊りを世界の人たちに見てもらえたら」と、壮大な“1000人阿波踊り”を発想した。

 思い立ったら動きは早い。大井さんは大学後輩のつてで、徳島県の飯泉嘉門知事に話を持ちかけ、おもてなし隊総隊長で、元重量挙げ五輪金メダリストの三宅さんは、ウェイトリフティング協会会長を務めた小池百合子都知事に協力を求めた。

 昨年2月には、大会組織委員会に「日本三大阿波踊りによる1000人踊り」を正式に要請した。

 大井さんらの計画では、徳島県から500人、東京・高円寺から250人、南越谷から250人の参加を予定している。 

 大井さんらの奔走で、昨年10月には、「内閣官房東京オリンピック競技会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局」から、

1000人阿波踊りが、「beyond2020(地域性豊かで多様性に富んだ文化を生かし、2020年以降に生かす)プログラム」に認定された。

 大井さんらは昨年12月21日、国立競技場を視察した。氏家さんは「組織委にはスタートとゴールの図面を提出した。今後も踊りの構想を練っていきたい」と話し、大井さんは「本番に向け各地で練習が始まった。4月26日の県営見里公園でのジャパンフェスタが総仕上げの場」と言い、夢舞台での“夢の総踊り”への期待に胸膨らませている。
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