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「絵本の会」文科大臣表彰・読み聞かせ年間170回

2017. 6.5(三郷市)
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 文部科学省などが主催する「子どもの読書活動推進フォーラム」(4月23日、国立オリンピック青少年センター)で、「子どもの読書活動優秀実践校・団体・個人」として、三郷市から「ライブラリーボランティア絵本の会」と「市立栄中学校」に文部科学大臣表彰が贈られた。地道な読書活動を日頃から実践していることが評価されたもので、「日本一の読書のまち」を宣言する三郷市ではダブル受賞に喜んでいる。

 「絵本の会」(福地ますみ代表、メンバー13人)は、1989年12月、さつき平団地の集会施設内のライブラリーで図書貸し出しボランティアをしていた、子育て中のお母さんたちで結成した。はじめはライブラリーで団地の子どもたち向けに読み聞かせを年に数回行う程度だったが、幼稚園や保育園はじめ、公園など子どもたちが集まる場所に絵本を持って積極的に出かけるようになった。

 福地さん(60)は「当時はどこに行っても子どもがいっぱいいて、私たちは絵本を通した子育てを夢中になってやっていた」と振り返る。

 92年からは、地元の小学校でおはなし会を始めた。現在、瑞木小では全学年で朝自習の時間や授業で行われ、年間延べ170回にもなる。読む本のジャンルは幅広く、季節感を大事に、遠くからでも絵が見やすいもの、ロングセラー本は大切に受け継ぐなどを基本にしている。毎週木曜日にメンバー会議で、子どもたちの反応や感想を踏まえ、次に読む本を決めている。活動の原動力は、子どもたちの笑顔だ。

 来年で活動は30年目になるが、悩みはメンバーの後継者不足。「子どものときにライブラリーに来た子が今、お母さんになって子供を連れて訪ねてくることもある。この活動を次世代に引き継いでいきたい。若いお母さんたちに入会してもらい、一緒に活動できれば」とメンバーは呼びかけている。
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