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南中に「校友会」が発足・卒業生や住民がサポート

2016.11.7(三郷市)
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 わがまちの学校を地域全体で支えていこう―と、三郷市立南中学校(高橋宏至校長、生徒498人)の卒業生や学区内の住民らが、このほど、「三郷市立南中学校校友会」(内田弘明会長、会員61人)を立ち上げた。開校70周年事業を企画する「創立70周年記念事業実行委員会」で、「地域の宝の子どもたちを物心両面で支援する組織を」との声が高まり、同窓生だけでなく、地域住民が参加する校友会が実現した。公立中学校の「校友会」組織は珍しいという。今後は、部活の指導教諭の補助を積極的に行うなど、具体的な支援策を打ち出し、地域と学校との連携を強める“核”を目指す。少子化時代の新しい動きとして注目される。

同校は1947年、東和村立東和中学校として設立され、同村立東和東小学校(現・八木郷小)の一部を借りて開校し、戸ヶ崎4丁目付近の旧校舎を経て、63年に現在の鷹野3丁目に移転した。校名も三郷村立第二中学校(56年)、同村立南中学校(62年)、同町立南中学校(64年)と変わり、72年に現在の市立南中学校になっている。

来春、創立70周年を迎えるため、同窓生らが「実行委員会」(中村昌弘委員長)を発足させ、記念事業を検討してきた。その協議の中で、学校を地域ぐるみで将来にわたって支援していく組織設立の声が上ったもの。

9月25日に設立総会が開かれ、「校友会」がスタートした。校友会の前身である同委員かいが、会員らから約160万円の資金を集め、野球のバッティングマシーンやサッカーゴール、陸上競技用のエバーマットや吹奏楽器のシングルフレンチホルンやビブラホンなどを学校に寄贈しており、こういった活動を引き継ぐ。

52年に入学した内田会長(76)は「野球部もグローブはピッチャー、キャッチャー、ファースト用の3つぐらい。他の部員は素手だった。今の子どもたちにそんな不便な思いをさせたくない」と話す。 

同会は今後6年間を見通して、人を集め、人をつなげて核を作る「基礎期」、核を元に更なる人を確保する「拡充期」、学校の要望を100%満たし、会員同士の懇親、親睦を深める「本格期」と位置付けて、活動を段階的に発展させていきたい考え。同窓生だけでなく、地域住民、企業、商店などに参加を呼びかけており、「今後6年間で会員を1000人に増やしたい」(内田会長)という。

9日の幹事会で部活指導の教諭の補助活動など具体的な支援策を煮詰めていく。同会幹事長の中村さん(71)は「地域の宝である子どもたちの成長と自立を促すために力を貸してほしい」と卒業生や地域住民に呼びかけている。

高橋校長は「わが校の生徒は地域の人や先輩方に見守られていて幸せ。多くの人に感謝の気持ちを忘れず、母校に自信と誇りを持ってもらいたい」と話している。

<問い合わせ>三郷市立南中学校校友会事務局 加藤TEL090・6938・6002、中村TEL090・8045・0122。
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