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桜小が「読書優秀校」に・廊下に「よりみち文庫」

2016. 5.23(三郷市)
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 廊下に“よりみち文庫”を設け、外国籍児童のための外国語訳本をそろえるなどのユニークな読書推進活動をしている三郷市立桜小学校(小河純校長、児童258人)がこのほど、「子どもの読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受けた。先月23日、東京・国立オリンピックセンター記念青少年総合センターで行われた文部科学省など主催の「子どもの読書活動推進フォーラム」で行われた表彰式で、小河校長が、馳浩文科大臣(代理・義家弘介副大臣)から表彰状を受け取った。
 都道府県ごとに、小、中、高校から各1校と図書館、団体(個人)が毎年表彰されるもので、「日本一の0読書のまち」を宣言している同市では、これまでに前間、彦郷、立花の3小学校と早稲田中学校、三郷工業技術高校、早稲田図書館が表彰されている。

 桜小は、「読書で心を磨く桜っ子」をスローガンに掲げ、他校にない取り組みとしては、校内でいつでも本が手にできるように廊下などに「よりみち文庫」を設置し、また、外国籍児童らが多いことから、図書館内に「桜地球横丁」と題したコーナーを作り、英語やベトナム、中国、ロシア、ウズベキスタン語などの輸入本や、日本の民話などを外国語で訳した本など約120冊以上そろえている。
 市民ボランティアの協力も大きい。「おはなしポケット」「紙芝居サークル赤とんぼ」などの市民団体が毎週月曜日朝に、読み聞かせや紙芝居を聞く「ふれあいタイム」を実施しており、通学区内の彦成中生徒が同小に出向いて、各クラスで行う「読み聞かせ会」や、人形劇やチェロ演奏などとコラボレーションした「全校読書集会」も児童らの人気を呼んでいる。
 さらに、科学、小説、伝記などのジャンルを書いた「読書ビンゴ」カードを配布し、縦、横、斜めをそろえると賞状がもらえ、高学年はページ数、低学年は冊数を目標値に設定し、達成すると年度末には、「さくら賞」として、校長から表彰状が贈られる“楽しみ”も取り入れている。こうした活動の成果で、年間一人平均140冊と読書量はアップし、中には約400冊読んだ児童もいるという。
 小河校長は「みんなで築き上げた成果が評価されたことはとてもうれしい」とし、「外国籍児童や特別支援学級との交流などで、『優しい心』を育むなど、児童の心が磨かれている。今後は、読解力や表現力の向上を目指したい」と話している。
 同小は、受賞記念として6月4日の学校公開日に「群読集会」を開く。
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