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中学生におすすめの40冊・市教委がリスト作成

2016.5.16(三郷市)
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 三郷市教育委員会はこのほど、中学生に読んでもらいたい本40冊を選び、「三郷おすすめの本・中学生版 Let,s Read40」と題した冊子を作成した。市内の小中学校教諭はじめ、同市教委職員、図書館司書ら選定委員15人が持ち寄った約150冊から、絞り込んだもので、市内全中学生約3200人に配布した。10冊読み終えるごとに生徒には「読破賞」が贈られる。同市教委の「日本一の読書のまち推進室」は、「中学生だけでなく大人が読んでも面白い本ばかり。この冊子を家族で読書を楽しむきっかけにしてもらえれば」と話している。

 「日本一の読書のまち」を宣言している三郷市は、“子ども司書”の養成や“家読(うちどく)”ゆうびんコンクールの開催など、さまざまな取り組みを行っている。  
 2008年、小中学校教諭による「市教育研究会学校図書館教育部」が「三郷おすすめ本100冊」(小学校は低学年、中学年、高学年各20冊、中学生40冊)のリストを作り、各学校に配布して、市図書館や学校図書館にもリスト本をそろえたところ、小学生の読書量が大幅に伸びたという。
 同市教委は、読んだ児童生徒に「読破賞」(小学生20冊、中学生10冊)を贈っており、昨年度は計1963人が受賞している。しかし、大半は小学生で中学生は少なかった。このため、中学生の読書量アップと読書の質の向上を目指して、中学生のリスト40冊を見直すことにした。
 昨年夏、教諭や司書ら15人の「おすすめ本リスト選定委員会」を立ち上げ、各委員が推薦本を持ち寄り、検討を重ねた。
 「長く読み継がれているものは外せない」と、従来のリストにあった太宰治「人間失格」、壺井栄「二十四の瞳」、アンネ・フランク「アンネの日記」などは残し、新進作家の有川浩、森絵都らの作品も積極的に取り上げた。また、東日本大震災で被災した製紙工場を立て直す人々の姿を描いたルポルタージュなど、時代を反映した作品もある。
 日本文学、外国文学、ノンフィクションの3分野に分け、各委員が分担して本の紹介文を書き、表紙や挿絵は中学生から公募した6点を掲載している。冊子には、感想や読んだ印をつける欄を設け、オールカラーで見やすく、手に取りやすい工夫をしている。
 新学期開始と同時に全中学生に配布した。同市は、赤ちゃん時には「ブックスタート」、小学校入学時には「らんどせるよもよも」と名付けて本をプレゼントしており、今回の冊子は中学入学時の読書生活スタートと位置付けている。
 日本一の読書のまち推進室は「成長期に読んでおいてほしいという視点で選んだ。社会問題への関心、感動体験など人として成長していくのに大事なことを学べるものばかり」としている。
 冊子はA5判、23n。6000部印刷し、一般向けに市立図書館、早稲田図書館、北部図書館などでも配布している。
 <問い合わせ>日本一の読書のまち推進室TEL930・7818。
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