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自転車運転免許を交付・高齢者教室に12人

2015.11.10(三郷市)
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 吉川警察署は10月14日、三郷市立瑞沼市民センターで「高齢者自転車教室」を開催し、同市に住む12人の高齢者が参加した。
 自転車による悪質な違反行為が急増した背景を受け、6月1日から改正道路交通法(通称・改正道交法)が施行、自転車の交通違反の罰則が厳しくなり、高齢者からの問い合わせも多くなった事で“高齢者の自転車マナーの意識改革”を行う事を目的としたもので、同署管内では初の試み。
 改正道交法に伴う学科試験と、実技試験を行い、自転車の運転に支障が無いと判断された場合に「高齢者自転車運転免許」が授与される。
 自転車を運転する際に重要なポイントは@自転車の左側に立って後輪(左側)から乗る。(ふらついても車にひかれにくくするため)Aブレーキも左側からかける。(左7割、右3割程度の力)B安全確認。
 また、自転車に乗る時には、ブ(ブレーキ)・タ(タイヤ)・ベル(ベル)・サ(サドル)・ハ(ハンドルと反射板)ラ(ライト)」の点検、ヘルメットの装着を怠らない事も交通事故防止に非常に重要な点である。
 参加した高齢者たちは「ヘルメットの購入を考える」「普段は何気なく乗っているが、改めてルールを認識できた」「周囲の人にもこういう教室があるのだと伝えようと思う」と、今まで以上に自転車の安全運転に努めようとしていた。
 埼玉県内の自転車による死傷者数は、今年に入り10月12日現在で129人(内、65歳以上の高齢者16人)、昨年の同期と比べ13人増加しており、交通事故死傷者全体の24・8%を占めており、同署管内では9月中だけで自転車による人身事故が19件(昨年同期と比べ3件減少)起きている。
 同署交通課交通総務係の芳賀延子巡査(33)は「標識はもちろんの事、『自転車安全利用五則』を遵守し、交通事故に遭わないように細心の注意を心掛けてもらいたい。陽が落ちる時間も早くなって来たので、明るい色の服を着るなど服装にも気を付けてほしい」と注意喚起を促した。
 今回の「高齢者自転車教室」参加者全員に、自転車の後ろのドライバーからも見やすく、タイヤのスポークに取り付ける反射材「ウィングリフレクター」と、同署・吉川市・吉川地区交通安全協会が共同で製作した、高齢者マークの自転車版反射シールなどが配布された。
 なお、「高齢者自転車運転免許」は、あくまでも「高齢者自転車教室」の“講習修了証明書”であり、普通自動車第一種運転免許などに代表される「普通自動車免許」のような身分証明書の機能はない。

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