ニュース

合格座布団を寄贈・北中学校で

2015.10.26(三郷市)
ニュース写真
 三郷市立北中学校(一之瀬一彦校長、生徒514人)で13日、東日本大震災の被災地の岩手県釜石市の仮設住宅の住民手作りの“合格座布団”の寄贈式が行われ、3年生164人全員に贈られた。
 同校元PTA会長で、寝具店経営の恩田誠一さん(65)が発案したもので、座布団は「合格」にかけて、五角形をしている。
 東日本大震災の直後に、釜石市立東中学校の生徒が小学生やお年寄りとともに、無事に避難し、“釜石の奇跡”として取り上げられたのを知った恩田さんが、「何かできることはないか」と三郷社会福祉協議会の協力を得て、2011年11月に釜石市立東中学校3年生に108枚の合格座布団を届けた。恩田さんは、被災者の自立支援のため、仮設住宅住宅集会所のグループ「レインボー」の〈メンバー(発足当時は8人)が製作できるよう働きかけ、現地の支援者の後押しを受けて、以後毎年作られている。
 被災住民手作りの座布団は、昨年から恩田さんと趣旨に賛同した戸張義男さん(72)の2人で、三郷市立北中に贈られている。
 合格座布団を手にした小俣晴貴君(15)は「受験を周りが応援してくれていると思うと心強く思う」と話し、武居杏さん(14)は「一つひとつに込められた思いを受け止め、受験に臨みたい」と決意を新たにしていた。
 恩田さんは「子どもたちの笑顔が何よりの喜び。昨年、志望校に合格した受験生の母親が感謝の気持ちを伝えに来てくれたことは忘れない」と話し、一之瀬校長は「合格座布団を2年連続で頂けたことに深く感謝している。身も心も温かくして受験に臨んでもらいたい」と感謝し、受験生を激励した。
 合格座布団は五角形の底辺から頂点まで40a、1辺が約30a程度の大きさで、厚さが約8a。家庭でゴムを付けてくれば、教室でも使用できる。

>戻る