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交通死亡事故撲滅へ・ドライバーらに啓発

2015.9.21(三郷市)
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 吉川警察署は管内での交通死亡事故抑止対策のため8月17から21日、24日から28日の計10日間、“交通事故防止キャンペーン”を行った。
 キャンペーンを行ったのは、過去の統計で特に事故の多かった信号機付きの交差点で、吉川駅交差点(吉川市)や早稲田公園入口交差点(三郷市)、松伏役場交差点(松伏町)を含む、計10か所。
 朝・夕の通勤時間帯、赤信号で停止している自動車のドライバーを対象にしたもので、「交通事故防止を呼びかけるチラシとポケットティッシュ」を配布し、交通事故防止や安全運転について同署員が呼び掛けた。
 同署では、交通事故抑止に向け、高齢者向けや児童向けの交通安全講習会、交通事故が起こった際の啓発活動などは定期的に行っているものの、自動車を運転している30代・40代を対象とした直接の「啓発活動キャンペーン」は今年に入って今回が初。
 署管内での人身事故件数は、今年1月から8月31日まで633件。昨年の601件と比較して32件増加しているものの、今年の死亡者数は5人と、昨年の6人と比べて1人少ない。さらに、事故件数(人身事故・物損事故)全体でみると、今年は3021件で昨年の3140件より3・8%減少している。
 ところが、死亡事故5件の内、実に4件4人が三郷市内で発生している。信号を右折しようと待っていた自動車が、対向車が切れて発進しようとした際に、対向車線から車を追い越したバイクが衝突し、バイクの運転手が衝撃で投げ出されて死亡した事故などがあった。
 東京に隣接した地域である事、東京外環自動車道と常磐自動車道の2本の高速道路があるため、交通量が自然と増える事も原因の1つだと、同署では分析している。
 同署管内の交通事故の発生原因では前方不注意が65・1%と最も高く、一時停止違反7・4%、信号無視6・2%と続く。前方不注意の中には、スマートフォン(携帯電話)を操作しながら、漫画を読みながら、弁当を食べながらなどの「ながら運転(脇見運転に当たる)」が含まれる。
 同署交通課の前田晃利警部補は「交差点侵入時の左右確認を確実に行い、横断歩道で歩行者がいた場合は、歩行者を優先とする基本ルールを徹底してもらいたい。また、気持ちに焦りが生じるとスピード超過にもなりやすく、思わぬ所で交通事故を起こしかねない。忙しい時こそゆとりを持った安全運転を心掛けてもらいたい」と話した。

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