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コマツナを地産地消・島根家3世代農家

2014.1.6(三郷市)
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 三郷市特産のコマツナを主力に、親子3世代で栽培、出荷しているのが同市花和田の島根さん家族。祖父母の忠夫さん(76)・千代子さん(76)、父母の馨さん(55)・至代さん(55)、そして3代目の、卓矢さん(30)・かおりさん(29)夫妻の6人が、家族経営協定も結び作業を分担し合い、毎日はつらつと農業を続けている。
 昭和50年代は、サラダ菜を主に栽培し、焼き肉店「叙々苑」にも卸していたこともある。しかし、水耕栽培が主流になり、平成4年ごろから、主力をコマツナに切り替え、現在、約60eのビニールハウスで栽培する。東京の大田市場や仲卸を通じ出荷、大手スーパーからの要望で、年末年始も出荷に追われるが、「安定した出荷と商品を切らさないようにするのが、お客さんへの信頼につながる」(至代さん)という。
 コマツナは、1年を通じ収穫できるメリットはあるが、常に、季節ごとに堆肥の入れ方や換気、病害虫対策など研究し「おいしいコマツナ」をめざす。こだわりは出荷のスタイル。ほかの農家が、簡単な袋詰めで出荷する中、300〜350cを一束にしてテープで巻き出荷する。手間と技術が必要だが「消費者ニーズに合わせ、見栄えとお得感のため」と変えない。
 農業の魅力について、忠夫さんは「やった仕事が、ちゃんと自分に返ってくる」といい、馨さんは「家族で一緒に働くことで、お互いの理解も深まる、助け合う気持ちも生まれる」と家族経営のメリットを話す。卓矢さんが、普通高校を卒業後に就労し、珍しい3世代の農業家族になった。
 「子どものころから親の仕事を見ていて、助けたいと思った。コマツナは、水や肥料のやり方などで毎回、育ち方が違う難しさもあるけど、改良の余地があり面白い。三郷のコマツナの知名度をもっと広げたい」と卓矢さんは意欲的だ。農業青年会議所に所属し、地産地消へ学校給食への食材提供、小学校での食育講座も仲間と実施する。
 卓矢さん・かおりさんの長男(8歳)も「パパたちと一緒にやりたい」と言い始め、4代目が近い将来加わりそうだ。

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