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振り込め詐欺、交通事故撃退・吉川署が「高齢者守り隊」を発足

2013.11.25(三郷市)
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 高齢者を振り込め詐欺被害や交通事故から守ろうと、吉川警察署は15日、警察と行政機関、住民団体が三位一体となり訪問活動やキャンペーンを行う「チーム吉川☆高齢者を守り隊」を発足。「発足式」を同署で行った。
 発足式では同署の川上正美署長が「吉川署管内では、今年に入り、14日までに13件発生し、前年末比でプラス3件、被害総額も約3000万円で前年末比プラス2000万円と増えており、対策が必要。被害の多い地域をピンポイントで訪問するなど、住民の皆さんと一緒に活動して、被害を1件でも減らしたい」とあいさつ。同隊隊長に任命された同署生活安全課巡査部長の竹内菜見子さんが「関係機関と地域ボランティアの皆さんと三位一体となり、安全で安心に暮らせるまちづくりを目指します」と決意表明をした。
 これまで、同署では街頭活動などで広報してきたが、振り込め詐欺被害に遭った高齢者の話を聞くと、ほとんど「自分は大丈夫」と感じていたことから、高齢者宅へ直接訪問して具体的に被害状況を説明して抑止を図ることが必要と考え、発足した。さらにこれまで、防犯と交通関係は別々に活動していることが多かったが、高齢者を守るという意味では同じ目的の活動なので、同署では初めて両関係団体が一体となり、活動していく。
 同隊の構成団体は吉川署と三郷市役所安全推進課、三郷市民生委員、関係団体として吉川地区地域安全推進連絡協議会。警察官は同署の刑事、防犯、交通、地域など各課の平均年齢27歳の若手警察官があたる。同署管内で発生した振り込め詐欺事件のうち13件中9件が三郷市で発生していることから、被害の多い地域を中心に訪問し、注意を促す。また、派遣要請があれば同隊を派遣し、キャンペーンを実施する。
 竹内隊長(30)は「振り込め詐欺は連続して同じ地域で発生することがあり、地域のお年寄りたちに、私たちが訪問して、注意を呼びかけ、被害が出ないよう活動していきたい」と話していた。
 なお、県内では振り込め詐欺が今年に入り10月末までに522件(昨年同期比プラス61件)と激増。被害総額は約13億3000万円(同プラス4億5000万円)と深刻な状態となっている。

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