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彦糸中生徒が京都で復興コン・「希望の木」披露、募金も

2013.7.1(三郷市)
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 三郷市立彦糸中学校(大塚正樹校長)の3年生(107人)が修学旅行先の京都で6月16日、震災復興コンサート「希望の木〜陸前高田の松に込めた思い〜」を行った。同志社グリークラブ(同志社大学男声合唱団)も震災復興の思いに賛同し、「見上げてごらん夜の星を」「斎太郎節(宮城民謡)」など4曲を歌い、中学生と共に「第九」を合唱した。
 会場は京都コンサートホールの大ホールで、中学生らはオペレッタ「希望の木」を上演した。昨年、陸前高田市の“奇跡の一本松”を題材にした新井満氏作「希望の木」を読みオペレッタ制作に着手。アニメ“希望の木”製作委員会の協力を得て、中学生らが脚本を書き上げ、越谷市の斎藤ダンスクリエイトやさいたま市岩槻区在住の福井克明さんの振り付け、指導で完成したもの。震災を風化させず復興への願いを込め、三郷市文化会館や隣接する小学校など様々な場所で演じられてきた。
 “一本松”を演じた同中の原山文音さんは「何もできないと思っている人もいるかもしれないが、私たち中学生でもできる。小さいことから始めてほしい」と呼び掛ける。坪井せりなさんは「震災から時間が経って忘れそうになっている。風化させてはならない」、丸山夏凜さんは「震災はこれから先もおこる。後の世代にもこうした取り組みや、震災を乗り越えてきたことを伝えていきたい」と話していた。
 また、コンサートには「高田松原」の倒れた松を使い大日如来像を製作、清水寺に奉納した郷土伝統工芸大学校からのメッセージも添えられた。オペレッタ製作指導を行った野畑昭徳教諭は「多くの人の賛同を得てできた」と話す。ひとつのこうした取り組みも、震災復興も、人とのつながりで成し遂げられる。

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