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読書活動で文部科学大臣表彰・立花小、全校音読など評価

2013.5.6(三郷市)
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 今年3月に「日本一の読書のまち」を宣言した三郷市の立花小学校(鈴木勉校長、児童206人)が今年度の「優秀読書活動実践校」に選ばれ、文部科学大臣より表彰された。4月23日、東京・代々木国立オリンピック青少年総合センターで開催された「子ども読書活動推進フォーラム」(文部科学省、独立行政法人国立青少年教育振興機構主催)で鈴木校長が大臣より表彰状を受け取り、早速榎本幹雄教育長に報告された。三郷市では、過去に前谷小、彦郷小、早稲田図書館が文部科学大臣表彰を受けており、また『勲章』がひとつ増え喜んでいる。今回は、県立三郷技術高校も一緒に表彰された。

 立花小の特徴は、地域と連携した読書活動で、毎週金曜日の朝読書タイムでは、保護者10人によるボランティア「ぶっくれんど」が読み聞かせを15分間行い、保護者OB約20人による「おれんじぶっくれんど」は学期末ごとのお楽しみ会で影絵絵や紙芝居、校外活動も行う。
 学校図書館は、全学年が利用できる「本の森」、低学年向けの読み聞かせなどができる「なかよし図書室」があり、児童が考えたキャラクター「ブックン」、「ブックマちゃん」のキャラクターまである。蔵書は約1万3000冊、2階廊下にはベンチのある、先生や児童の「おすすめ本コーナー」も設置されている。独自の活動として、10月の「読書まつり」には、プロの女優やゲストを招き講演会や全クラスが参加して群読や朗読を発表する「音読集会」、多ジャンルの本にチャレンジできる「読書ビンゴ」、言葉の表現力や意味を覚える「辞書引き大会」(低学年は国語辞典、高学年は漢和辞典)も行っている。
 また、読書推進の工夫として、学年ごとに設定した冊数、ページ数を読破した児童には「多読賞」も贈呈、毎年約9割の児童が達成するという。立花小独自のセレクト本30冊、市のおすすめ本60冊と合わせて「めざせ三冠王」として表彰、こちらは年間15人程度が達成する。
 今回の表彰で鈴木校長は「長年の読書推進活動の実績が評価されてとても光栄なこと。これからも地域の人の力を借りながら、この活動を充実させたものにしていきたい」と喜びを語り、さらに「今の子どもたちは語彙力に乏しく、思考力や判断力、表現力を身に付け、子どもたちが自分の考えやこれからの人生のものの考え方に結び付くよう、さまざまなジャンルの本を読んでもらう工夫が今後の課題」とも話している。市教育委員会で昨年始まった「子ども司書」の立花小版も独自に今年度、4年生を対象に養成する予定。

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