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緑の桜ですが、何か・早稲田団地に御衣黄咲く

2013.4.29(三郷市)
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 サクラというと、ピンク色の花が一般的だが、緑色の花をつける桜をご存じだろうか。三郷市の早稲田8の早稲田団地の道路ぎわにソメイヨシノのシーズンが終わった直後の今月上旬、緑色の花が咲き始めた。丹後保育所近くに2本あり、現在、満開を過ぎ、シーズンも終わりごろだ。
 犬の散歩でここを通る、という近くに住む主婦(54)は「25年前に団地ができたときには、もうありましたね。桜の木に似ているので、気になって辞典で調べたら、緑のサクラがあるとわかり驚きました。咲き始めは緑の色がもっと濃くて、終わりになると色が黄色っぽくなり、中央に赤い筋が出ます。この周辺は桜の名所なので、いろいろなサクラが楽しめます」と話していた。近くにはソメイヨシノ、八重サクラが見られる早稲田公園、うぐいす公園があり、お花見スポットでもある。
 このサクラは、「御衣黄(ギョイコウ)」呼ばれるオオシマザクラ系の栽培品種で、ヤエザクラに似た形の花で、外側に反り返る。緑色からしだいに色が薄くなり、中心部に赤い筋状が出る。江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりで、貴族の衣服の萌木色に近いため、この名がついたとされている。沖縄県を除く全国に分布している。
 県花と緑の振興センター(川口市安行)によると「緑色の花が咲くサクラは、ウコンやギョイコウなど数種類あり、販売もされている。DNAは同じで咲き始めが濃い緑なのはギョイコウ。観賞用の園芸品種なので珍しい樹木ではない。サクラはピンクのイメージが強いので、一般的にはあまり知られていないようです」という。同センターにも1本ありシーズンには見学ができる。

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