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「子ども司書」スタート・読書リーダー育成へ

2012.7.10(三郷市)
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 「日本一の読書のまち」をめざす三郷市は、子どもの読書活動の充実を図るため、子どもたち自身に学校や家庭、地域での読書活動のリーダーになってもらおうと、小学生を対象に「子ども司書養成講座」を6月28日、市立早稲田図書館で開講した。11月までの全11回コースで、図書館の役割や司書の仕事を講義と実習で学び、修了者には市独自の「子ども司書」に認定する。学校図書館や公立図書館などで読み聞かせや司書業務のお手伝いなどを通じて、「子どもの視点で学校や地域で読書活動のリーダとして活躍してほしい」(市教育委員会指導課)と期待されている。子ども司書制度は、埼玉県内では初めて、近隣では千葉県柏市、八街市、福島県矢来町などで導入している。

 子ども司書養成講座は、「三郷市子ども読書活動推進計画」に基づき、市教育委員会が市立図書館と連携し開催するもので、今回の市立丹後小(小林文雄校長)を第1弾に市内全20小学校を対象に、子ども司書を養成していく方針だ。初日は、第1期生となる市立丹後小の5、6年生児童13人と来賓の榎本教育長、丹後小の小林文雄校長、早稲田図書館の深堀敬治館長らが出席し開校式が行われた。榎本幹雄教育長からは、「人が自分らしく豊かに生きていくために読書はとても大切。自分を鍛え広げていくもの。課題や興味、関心を持ったときに目当ての本にたどりつく術をしている必要があります。その術を友だちに広めていってほしい。子ども読書活動のリーダーとして、人と本との橋渡しとなり、本との素晴らしい出会いを多くの人に広めていくことを期待します」とのメッセージが贈られ、活動用のエプロンを手渡し一人ひとりとがっちり握手した。1期生児童を代表して、鈴木彩音さんが(丹後小6年)(11)「私の将来の夢は絵本作家。子どもたちのことをもっと知りたくて応募しました。読み聞かせや図書館の仕事を体験したり、いろいろな人の話を聞いて、夢に向かって頑張ります」と元気にあいさつした。
 開校式の後は、早稲田図書館職員による第1回目の講義が行われた。紙や印刷機の発明による本の普及、現在の電子図書などについて説明し、図書館の発展と役割、司書の仕事についての基礎知識を学んだ。この日の講義を終えて、小林菜々実さん(丹後小6年)(11)は「本がどのように出来たのかルーツがわかり面白かった。本の分類の仕方がいっぱいあることもわかった。図書館で働いて。自分のおすすめ本などをみんなにいっぱい教えてあげたい」と張り切っていた。初日の講義をした早稲田図書館の三国博子主査司書は「この講座で自ら本を選ぶノウハウや本に対する見かたを身につけてもらえれば。好きな本だけでなく、いろいろな本があることを知ってもらい、一生本とつきあい、人生を豊かにしてほしい」とエールを送っている。
 今後は、学校終了後や夏休みに市立図書館司書、三郷市読書活動支援員などの指導により、早稲田図書館などで本のカバーかけや配架、貸し出し業務・整理、読み聞かせに向く本の選び方などを学んでいく。11月1日の認定式後は、市立図書館やららほっとみさと(ららぽーと新三郷内)などでの読み聞かせ会、学校読書活動の諸行事のリーダーとして活動する。11月30日には、市文化会館で開催される「子ども司書推進全国大会」に参加し、活動発表する。

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