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勇壮に「戸ヶ崎の獅子舞」・430年の伝統を誇る

2012.7.10(三郷市)
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 天正10(1582)年から430年続く、五穀豊穣や悪病退散などを祈願する三郷市の戸ヶ崎香取・浅間神社の伝統行事「三匹の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)が、6月29日から7月1日までの3日間奉納され、大勢の見物人で賑わった。
 この獅子舞は毎年7月の第1日曜日に香取神社祭、前日の土曜日に浅間神社祭、金曜日に宵宮(よいみや)が行われるもので、女獅子、中獅子、大獅子の三匹の獅子がお囃子の中、鼓を打ち鳴らしながら、社前に設置された庭と呼ばれる舞台で舞う。女獅子は主に小学生が、中獅子は主に中学生が、大獅子は高校生から大人までが担当し、75人が舞いを演じた。また、豊栄(とよさか)の舞・浦安(うらやす)の舞も行われ、31人による女子舞も奉納された。
 大獅子を担当した関口達也さん(戸ヶ崎1丁目)(33)は「20年近く獅子を舞っています。今日の厳しい暑さにも負けないよう、心をこめて舞います」と話していた。
 舞の種類は女獅子隠し、笹廻り、弓懸り(ゆみがかり)、橋渡り、綱渡り、刀懸り(かたながかり)などがあり、「刀懸り」は、文化4(1807)年6月の大洪水の時、対岸の桜堤を切らなければ、戸ヶ崎で死者が続出するという切羽つまった状態の中、暗夜、小舟の先に三頭の獅子頭を乗せてこぎ出したところ、桜堤警戒の役人たちが驚き逃げたので桜堤を切ることができ、水害の苦難から救われたという伝説を表現したもの。
 この獅子舞には保存会があり、毎年6月15日から上(かみ)・中(なか)・下(しも)地区のけい古場に分かれ、小・中学生など次世代に受け継がれている。


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