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高齢者の「見守り拠点」作る・高齢化進む、みさと団地内に

2012.5.28(三郷市)
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 三郷市は22日、市内でも高齢化率が高いみさと団地に、空き店舗を活用した同団地地域の高齢者のふれあい・見守り拠点「ほっとサロン・いきいき」(7街区9号棟1号室)を本格オープンした。みさと団地は、市全体の高齢化率20%に対し、約25%と高齢化が進んでいる地域。サロンは、みさと団地センターモール商店街(関根励会長)の一角で、UR都市再生機構から市が県の補助金を活用して借り受け開設、すでに3月下旬に交流スペースのみ仮オープンしていたもの。今後は約110平方bのスペースで、みさと団地地域の高齢者の交流スペースと見守り活動を軸に、当面は市と市民団体が協働で運営していく。

 開所記念式典には、木津雅晟市長、岡庭明市議会議長ははじめ、みさと団地自治会、UR都市再生機構埼玉地域支社など関係者が出席し開所を祝い、模擬店やアトラクションなども行われた。木津市長は「市と協働によるサービス事業を展開し、高齢者が地域で安心して暮らせるまちづくりをすすめていきたい」と述べた。
 サロンの運営には、今年1月から、特定非営利活動法人やボランティア団体、みさと団地自治会、医療・介護関係者、商店会などから17人が参加し「見守り拠点運営ネットワーク会議」(座長・海瀬正一みさと団地自治会長、事務局・市ふくし総合相談室)を設立し、今後の活動方針やサービスについて、話し合ってきた。海瀬正一座長(72)は「みさと団地は現在、6772世帯とマンモス団地で、60歳以上は4割を占める。緊急時などの家事援助サービスなどこれから、どのようなニーズがあるか掘り起こしながら、高齢者世帯の生活支援と見守りにつなげていきたい」という。
 すでに3月27日からは、「ふれあい交流コーナー」をプレオープンし、コーヒーや紅茶などが飲める低料金の自動販売機を設置し、地域の高齢者が気軽に立ち寄りおしゃべりなどを楽しんでいる。4月からは市の再任用職員、臨時職員、ボランティアが毎日2〜3人常駐している。交流スペースをよく利用している小林凪子さん(75)は「買い物の帰りなどに疲れたときに寄ったり、同じ趣味の人と編み物を楽しんだりしています。気晴らしになるし、ストレス解消になるのでいい場所ができてうれしい」と役立っているようす。
 現在、1日30人程度の利用があるという。今後は、医療施設による健康相談や折紙、絵手紙といった講習会、イベントなどもボランティアの活用で随時開催していく予定だ。
 見守り活動は独自に、買い物代行やごみ出しなどの有償ボランティア活動をスタートさせ、安否確認と虚弱な高齢者の生活支援につなげたい意向だ。特に、一人暮らしの高齢者の安否確認などの情報は、同団地内の地域包括支援センターとの連携で、団地居住者の情報提供などの協力を仰ぎ収集していく。
 市ふくし総合相談室の小平慶一室長は「団地の周辺は最近スーパーの撤退などもあり、団地の高齢者は不便さを感じ、外出がおっくうになり閉じこもりがちになる傾向。支援が必要な人に十分な支援をするためにも、ほっとサロンによる見守り活動で安否確認など情報を収集し、高齢者の孤独死防止などにつなげたい。従来の行政だけでは出来なかった地域との連携、役割分担など市域全体の今後の高齢化対策のモデル地区になれば」という。
 サロンは、平日午前10時〜午後4時にオープン。現在、サロン運営や見守り活動に協力してもらえるボランティアも募集中だ。現在、70人が登録中だ。
 <ボランティアの問い合わせ>ほっとサロン・いきいきTEL950・7001。

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