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三郷市にお礼訪問・福島広野町議会の全12議員

2012.5.28(三郷市)
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 三郷市と災害時協定を結んでいる福島県広野町の町議会全12議員が21日、昨年の東日本大震災に伴う原発事故により同町の避難者を受け入れた三郷市を表敬訪問し市議会と交流、感謝の意を伝えた。広野町からは全12議員、三郷市からは24議員と木津雅晟市長、山ア副市長、榎本教育長が出席した。木津市長が先月、同町を訪問した際、「町民を代表してお礼を直接伝えたい」と町議会から申し出があり実現した。
 広野町・鈴木紀昭議長は「大震災と原発事故の混乱の中、昨年3月から8月まで、町民を受け入れていただき、地獄に仏で涙が出る思いです。今年度予算の大半は除染費用となり、農地も耕作できない状況ですが、一日も早く復興し三郷市民のみなさんに、ご恩返ししたい。広野町復活ののろしがあげるまで、ご支援を引き続き御願いしたい」と感謝の言葉を述べた。三郷市の岡庭明市議会議長は「広野町に戻っているのは、まだ350人ほどと聞いている。これからが大切な時期、5年10年と皆さんの努力が実を結ぶよう、活躍をお祈りします」とエールを送った。
 三郷市では、2008年に結んだ災害時の相互応援協定により、原発事故直後の3月下旬から8月まで広野町の避難者最大277人を受け入れ、瑞沼市民センターを避難所として開放した。閉所後は、福島県内の2次避難所などに移動し、政府の「避難準備指定地域」解除後、11月には町議会が改選、役場議場で12月議会を開いた。今年3月には、役場機能もいわき市の仮移転先から広野町に戻ったが、仕事を失ったりなどで、当時の人口約5500人の1割に満たない350人しか町民は戻っていないという。三郷市内には小中学生9人を含め、9世帯25人(5月21日現在)が今も暮らしている。
 木津市長は「除染にはまだ時間がかかると思うが、一日も早い復興を願い、私たちも出来る限りの支援をしていきたい。1月から2人の職員を広野町に派遣しているので、相談してもらいたい」と話していた。

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