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食育推進計画などPR・健康シンポジウム開催

2012.3.12(三郷市)
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 三郷市は3日、市民一人ひとりの健康づくりを推し進める「すこやかみさと 健康づくりシンポジウム」を鷹野文化センターで開催した。シンポジウムでは基調講演やこれまで取り組まれてきた健康増進計画の報告、新たに開始される健康増進・食育推進計画(すこやかみさと)の内容報告、パネルディスカッションが行われた。
 順天堂大学大学院の島内(しまのうち)憲夫教授が「愛と夢と勇気を育む健康なまちづくり」と題した基調講演をした。島内教授はWHO(世界保健機関)と関連が深く、WHOの提唱するヘルスプロモーションを分かり易く説明した。教授は「日常生活の中で人々が信頼し、助け合うことが健康づくりには重要。人が人の健康を支えている。楽しむことを第一に、できることから始めよう」と参加者に呼び掛けていた。
 ヘルスプロモーションとは、「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することが出来るようにするプロセス」とされ、一人ひとりが自分の力で健康になるように取り組むための仕組みづくりに力点が置かれる。今年4月から新たに開始される同市の健康増進・食育推進計画はこの考えを基本に推進される。
 2007年4月から今年3月まで実施された同市健康増進計画の取り組みについて、健康づくりをすすめる会inみさとの安部順雄副会長が「様々な事業を実施し健康づくりのきっかけを提供できた。他の団体との連携した場が行い、今後に活かせるつながりを持てた」などと報告した。同市の保健師高橋洋子さんは5年間の計画の評価を述べた。
 健康づくりをすすめる会inみさと(茂木光男会長)は、健康増進計画を市民活動として推進する組織として2007年6月に設立。会員数20人。
 今年度から2016年度までの5年間で新たに推進される健康増進・食育推進計画については、同計画策定検討部会の二丹田(にたんだ)正夫会長や同部会員が説明した。この計画には、従来の計画に食育を加え、健康を「たべる」「うごく」「なごむ」「まもる」の4領域に分けている。また、各領域に理想の姿、市民一人ひとりが出来ること、みんなが協力してできること、市の関連課が示されている。同計画の概要版は全世帯に配布される予定である。
 健康増進・食育推進計画は、実効性のある市民計画にするため、2011年に一般公募の6人と健康づくり関連団体の推薦を受けた14人の策定検討部会員が選ばれ、20回の検討を重ねて策定された。アドバイザーは、助友裕子国立がん研究センター研究員が務めた。
 シンポジウムの最後は、助友さんを座長、島内教授をコメンテーターとし、茂木会長、二丹田部会長、橋保健師による「『すこやかみさと』の可能性と展望」をテーマにパネルディスカッションが行われた。助友座長の「2011年までの計画はどうだったか」、「今後の5年間をどのように進めていくのか」、「行政としての後押しは」などの問いかけに、それぞれの立場から答えていた。また座長の「健康づくりに関心のない人を引き込むには」という会場への問いかけに、会場から「ウォーキングや体操をする小さなグループを地域に呼び掛けては」や「自分の町会にこれからの計画をPRしていく」などの意見が出た。

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